ツキノワグマの生態や被害防止策を学ぶ「第1回けもの相談所セミナー」が10月1日、横瀬町町民会館(横瀬町横瀬)で開かれる。横瀬町と、同町の有害鳥獣対策専門チーム「けもの相談所」が主催し、横瀬町鳥獣害対策協議会が共催する。観光事業やイベント実施時の対応も伝える。
同町は8月、けもの相談所を設置した。地域おこし協力隊員を中心に、データに基づいた対策や住民の相談対応を進めている。同相談所では住民の日常的な困り事に加え、イベント主催者や観光事業者からも事業実施時の安全対策について相談を受けている。関係者の不安や風評被害への懸念を解消し、クマへの正しい理解と事故防止に向けた備えを促そうと、同セミナーを企画した。
当日は国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所の中下留美子さんを講師に招く。中下さんはツキノワグマの食性や行動、人里への出没など、人とクマとの関わりを研究している。セミナーではクマに出会わないための対策や、人里へ寄せ付けない工夫を解説する。一般住民の日常的な対策に加え、観光事業やイベントを実施する際の安全管理の考え方についても話す。
富田能成町長は「中下さんが以前、秩父市内で林業関係者向けに行った講演を聞き、広く町民や事業者に知見を共有したいと感じた。周辺地域での目撃情報もあり、クマの出没による風評被害に悩む観光事業者や、対策を考える行政担当者にも聞いてほしい。過度に恐れるのではなく、正しく生態を知って対策に生かしてほしい」と参加を呼び掛ける。
開催時間は18時~20時(受け付けは17時30分~)。参加無料。申し込みは9月30日までに、電話(同町振興課、TEL 0494-25-0114、平日8時30分~17時15分)または専用のウェブフォームで受け付ける。