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横瀬の「里宮の神楽」が本格練習 秋季例大祭奉奏へ

巫女舞の稽古

巫女舞の稽古

 武甲山御嶽神社里宮太々神楽保存会が9月18日、同神社(横瀬町横瀬)の社務所で10月1日の秋季例大祭での奉奏に向けた本格的な練習を始めた。

神招きの稽古

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 「里宮の神楽」として親しまれる同神楽は、横瀬町の指定無形民俗文化財。約430年の歴史を持ち、大太鼓、小太鼓、大拍子、笛の演奏と舞を奉納する。舞台後方の楽屋内から奏者が舞を見て演奏する「隠ればやし」が特徴で、毎年4月15日と10月1日に神楽殿で奉奏する。

 今回の練習では、メンバーが笛や太鼓のおはやしに合わせて演目を舞いながら、すり足の歩幅や腕の角度、道具を扱う所作などを確認した。保存会会長の小泉昇一さんが中心となり、口伝で教え手ごとに異なっていた型をそろえている。基本の動作に統一感を持たせ、舞台上で見せる所作の美しさを整える。

 今年春には、小泉友加さんと高校生の陽菜さん親子が入会した。2024年から奥村仁美さんが同神楽で活動していることを知り、見学に訪れて入会を決めたという。10月25日の「よこぜまつり」では、奥村さんが舞手として立ち巫女舞(みこまい)を披露する予定で、面を着けると視界が狭まるため、足元を見ずに動けるよう稽古で感覚をすり合わせている。陽菜さんも代役として練習を進めるほか、友加さんも笛の稽古に取り組んでいる。

 友加さんは「小泉会長は遠い親戚だが接点がなく、見物客から加入を申し出るのはハードルが高かった。女性の神楽師がいたことで心理的な壁が下がった」、陽菜さんは「子どもの頃から里宮の神楽を見ていて、いつかやりたいと思っていた。いずれは大黒舞などもやってみたい」、奥村さんは「地元で育った人が加わってくれてうれしい。自分が入った意味があったのかな、と感動している」と、それぞれ話す。

 小泉会長は「よこぜまつりで披露するために女性用の面を新調した。男性とは異なる女性ならではの所作の特徴も見てもらい、若い人に舞台経験を積ませて次の担い手へつないでいければ」と期待を込める。

 10月1日の秋季例大祭では10時から約40分間の神事の後、10時40分ごろから途中休憩を挟んで17時ごろまで神楽を奉奏する。

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