秩父地域出身で、地域外で勤務する医師を対象に9月12日、秩父市長が意見交換会を開く。同地域出身で県内の病院に勤める医師から「地域外からでも地元の医療に関わりたい」と提案を受けたことがきっかけ。市では提案した医師をはじめ2人の参加決定を受け、さらに幅広い参加を募る。
同地域では医師会に所属する医師の平均年齢が62歳に達して医院の後継者不足が進むほか、休日診療所の当番医確保も課題となっている。市では将来的な移住やUターンに限らず、休日診療所でのスポット勤務や地域外からの助言など、多様な関わり方を模索する。
出身医師の網羅的な把握は難しいことから、市では連絡のつく医師への通知に加え、市報や公式サイトに告知を掲載。お盆休みに市民が帰省した親族や知人と集まる機会を生かし、家族や友人経由で地域外にいる出身医師へ情報が届くよう協力を求めている。
同市保健医療部次長兼地域医療対策課長の栁原匡宏さんは「秩父の医療を心配し、力になりたいと声をかけてくれた先生の思いから始まった取り組み。初めての試みで、まずは1人でも2人でも地域医療に関心のある医師と顔の見える関係を築き、どのような反響があるかも含めて検証しながら協力の輪を広げていきたい。将来的には看護師や医療従事者全体へも対象を広げられれば」と話す。
会場は市役所本庁舎。対面とZoomを組み合わせたハイブリッド形式で実施する。時間は19時~20時。参加には9月4日までに専用フォームからの事前申し込みが必要。