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横瀬小児童が伝統文化を体験 秩父屋台ばやしを演奏指導

にぎやかな祭りばやしが体育館に響いた

にぎやかな祭りばやしが体育館に響いた

 横瀬小学校(横瀬町)の4年生54人が11月4日、同校体育館で秩父夜祭の伝統文化を学んだ。秩父屋台囃子(ばやし)伝承会のメンバー7人が講師を務め、児童たちは屋台ばやしの成り立ちについて学び、演奏を鑑賞した後、実際に太鼓や鉦(かね)の持ち方、打ち方を教わりながら演奏に挑戦した。

秩父屋台ばやし実演

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 同会は、秩父屋台ばやしの継承を目的に、演奏を学びたい有志によって設立された私設団体。現在は横瀬町在住の福嶋広之さんを中心に活動している。同校での教室開催は今回が2回目。故・守屋泰之さんが代表を務めていた当時、秩父屋台ばやしの歴史について取材を受けたことがきっかけで、学校での教室が実現した。

 授業は、4年生の社会科「埼玉県の伝統文化」の学習の一環。同校では事前学習として、秩父夜祭の歴史や、祭りを支える秩父神社、秩父銘仙、屋台町会、秩父観光協会などの取り組みについて学んできた。

 今回の教室では、特に小太鼓のリズムに焦点を当てた。福嶋さんは「小太鼓のリズムは『テケテケテケテケ』と言われるが、4つ目の裏拍の『ケ』から4つずつの塊として捉えて打つことで、秩父屋台ばやし独特の心地よいリズムが生まれる。大太鼓は、この小太鼓のリズムに乗せて自由に節を回していく」と話す。児童たちは実演を通じて、わずかなリズムの違いを聴き比べた。

 児童のうち、これまでに実際に太鼓を打った経験があるのは数人。間近で演奏を見るのも初めてという児童が多く、それぞれ興味のある楽器の周りに集まり、積極的にバチを手に取っていた。

 同校では、こうした体験を通じて、児童が地域の伝統文化に親しみ、郷土への愛着を深めることを目指している。授業を企画した大久保尚郁主幹教諭は「子どもたちは将来、町を出て生活することもあると思う。その時に『自分の地元には、こんなに素晴らしい祭りが残っている』と周りの人たちに伝えられる人になってほしい。今回の授業で興味を持ったら、祭りを見る側から演じる側に回ってもらえたら」と話す。