横瀬町で11月3日、食や手仕事をテーマにしたイベント「満腹祭(まんぷくさい)」が「横瀬ジビエ製造場」(横瀬町横瀬)敷地内で初めて開かれる。会場はホームセンター「コメリハード&グリーン横瀬店」近くの坂の下に位置し、同所で拠点整備を進める「Tatsugawa Village(辰川ビレッジ)」が主催する。当日は秩父地域を中心とした飲食店やクラフト作家など約20組が出店する。
同所は川に面し、地元で古くから「辰川(たつがわ)」と呼ばれてきた約5000平方メートルの広さを持つ。同町でジビエ製造や狩猟体験などのサービスを手がける「カリラボ」や滋賀県から移住したデザイナーの中村裕介さんらによるプロジェクトチームが、将来的な交流拠点として開拓を進めており、そのお披露目を兼ねて企画した。当日は構想の概要を紹介するインフォメーション掲示を行うほか、応援ステッカー(200円)の販売も予定する。今後は事業者の誘致や敷地内の整備を進め、来春以降に順次拠点を展開。イベントの定期開催も目指す。
飲食ブースには、秩父市のイタリアン「cucina salve(クチーナ サルヴェ)」の自家製地鶏ミートボール入りスープや自然栽培野菜をはじめ、皆野町の燻製(くんせい)工房「塩とけむり」のホットドッグやベーコンサンド、熟成ジャガイモのポトフ、町内のジビエレシピコンテストで優勝した「よだれ鹿」による鹿肉を中心としたおつまみプレート、「kao」のカレープレートなどが並ぶ。「秩父やまなみチーズ工房」のチーズ、「ラパンノワールくろうさぎ」「bakery thx(ベーカリーサンクス)」のパンなども販売する。
ドリンクは「秩父麦酒醸造所」のビールや「ナツメコーヒー」のコーヒー、「CRAFT TEA Yarncha(ヤンチャ)」の自家栽培茶を使ったドリンクなどをそろえる。スイーツでは「小さな洋菓子店Spoon(スプーン)」「米粉のシフォンケーキアスコット」「ヒダマリ菓子店」「焼き菓子 kuku.」が、焼き菓子などを販売する。
物販や体験のブースでは、「Ani」が毛糸や布を使った小物や雑貨を販売し、「TATELab.(たてラボ)」は木工製品を展示販売、キーホルダー作りのワークショップも行う。「WITH RIVER(ウィズ リバー)」は、オリジナルソープを販売し、化石発掘体験を行うほか、「工房関野木材」は藍染め木工品を委託販売する。会場内ではDJ WAKAがBGMを担当するほか、吉田HARRY晴彦さんによる音楽演出など、ミュージシャンも参加する。
これまで同所でさまざまな事業者とのコラボイベントを開催する中で、事業者同士や客同士がつながり、交流の輪が広がってきたという。吉田さんは「4年ほど前からここで仕事をしていて、居心地の良さを感じる。いろいろな人が混ざり合う場になっていて、そのつながりをレストランという空間やジビエというジャンルを超えて、『食』や『敷地全体を使った空間』にも広げていきたいと思った。いろいろないいものに触れて、心も満腹になってもらいたい。駐車台数に限りがあるので、乗り合わせや徒歩で来場してもらえたら」と話す。
開催時間は11時〜16時。入場無料。雨天決行。敷地内には来場者用の駐車場がないため、近隣の「ほうしょう幼稚園」などに約60台分の駐車場を確保する。荒天時の開催判断や最新情報は公式インスタグラムで知らせる。