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秩父の菓子店「パティスリールリアン」店舗を模したギフトボックス発売

オーナーシェフの山崎正規さん

オーナーシェフの山崎正規さん

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 秩父の菓子店「パティスリールリアン」(秩父市桜木町)が7月17日、店の外観とオリジナルキャラクターをデザインした焼き菓子の詰め合わせ「ルリアンショップBOX(ボックス)」(1,717円)を発売した。2021年1月に続き2度目の発売となる。

ルリアンショップBOXには焼き菓子が詰め合わされている

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 オーナーシェフの山崎正規さんは秩父市尾田蒔出身。洋食などの料理人になるため武蔵野調理学校に通ったが、魚介アレルギーで調理中に味見ができないことをきっかけにケーキ職人を目指した。卒業後は日高や東松山や春日部など県内の町の洋菓子店で修業を積み、2017(平成29)年に同店をオープンした。

 山崎さんは「もともと美術や図工などの科目は得意。手先は器用でものを作ることが好きだった」と振り返る。「ジャパンケーキショー東京」マジパン部門では2位受賞の実績を持つ。2019年の同ショー「マジパン部門」の作品に登場したキツネとタヌキを、デザイナーの手でオリジナルキャラクターに仕上げた。

 キツネの「ルリくん」とタヌキの「アンちゃん」はケーキのピックやシュークリームの包み、パッケージなどでも採用している。「ルリアンショップBOXは店の外観を忠実に再現しているが、窓から店内を見るとルリくんが大量の生クリームをホイップして、アンちゃんがケーキにクリームを搾っている。ルリくんとアンちゃんは2020年の12月ごろに登場したキャラクターで、ゆくゆくはぬいぐるみなどにもしたい」と山崎さんは話す。

 同店は7月28日・29日、大宮で開催される洋菓子作品展「第9回2023 彩の国ケーキショー」にマジパン細工やラッピングの部門で出場予定。秩父地域では唯一の出場となる。「入賞できればもちろんいいが、従業員が出場することで仲間ができたり、外から知識を得ることができたりと、店の向上にもつながるので積極的に出場している。お客さまに、これまで以上に喜んでもらえる店にしていきたい」と意気込みを見せる。

 営業時間は9時~19時。火曜定休。

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