秩父市立秩父第一小学校(秩父市上宮地町)の児童や指導者らが8月18日に秩父市役所を訪れ、今月10日に東京ビッグサイトで開かれた「第58回交通安全こども自転車全国大会」での団体優勝と、大会史上初となる3連覇の達成を清野和彦市長へ報告した。市長との面会前には、市職員らが玄関ホールから2階までの階段に整列し、訪れた児童らを拍手で出迎えた。
大会は自転車の安全な乗り方について、学科と実技の減点方式で競う。同校は4人合計の減点を20点に抑えて優勝した。2位の減点は45点、3位の減点は145点だった。個人の部でも同校の6年生児童が1位、2位、5位、6位に入賞し、選手をバックアップするメンバーを含めた計13人のチームで好成績を収めた。
一方で同校は、個人の部の上位独占と文部科学大臣賞の獲得を目標に掲げていた。6年生の児童代表の岩崎桜さんは成績報告の場で団体3連覇の喜びに触れつつ、「個人で1位から4位を独占できず、文部科学大臣賞を逃して悔しかった。後輩に思いを託し、次は4連覇してほしい。自分たちも指導を頑張りたい」と意気込む。
チームは毎年10月、みやのかわ商店街(宮側町)で隔月に開かれている「みやのかわナイトバザール」での交通安全啓発活動を皮切りに練習をスタートさせ、放課後に約2時間の練習を重ねるほか、夏休み期間中も大会直前まで集中練習を続けて大会に臨んだ。
清野市長は「誰も成し得なかった3連覇は秩父市の誇り。高い目標を持ち、本気で取り組んで悔し涙を流す児童の姿から、大人も地域の交通安全に本気で取り組まねばと痛感した。交通安全を推進するために引き続き力を貸してほしい」と児童に呼びかけた。
9月21日に始まる「秋の全国交通安全運動」に先立ち、秩父警察署は9月17日午前中に出発式を開く。式では同校の3連覇を記念したパレードも行い、会場となる秩父市文化体育センター(大野原)でチームが模範走行を披露する予定。その後、11時ごろにオープンカーやスポーツカー、警察車両など約10台が出発し、同センターから同校までの国道を走る。小学校区の町会へ回覧板を通じて沿道での応援を呼びかけており、9月のパレードを経て、10月から新チームの活動へ引き継がれる。