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秩父宮記念市民会館で無言劇「はだかの王様」上演へ マイム体験も

「はだかの王様」初演(高知県立美術館2021)撮影:釣井泰輔

「はだかの王様」初演(高知県立美術館2021)撮影:釣井泰輔

 カンパニーデラシネラによる無言劇「はだかの王様」の公演が9月19日、秩父宮記念市民会館(秩父市熊木町)大ホールフォレスタで行われる。デンマークの童話作家アンデルセンの名作を原作とし、せりふが一切なく、身体表現のみで物語を展開する。上演時間は約65分間。

舞台では最小限の道具を使い、観客の想像力を刺激する工夫を凝らす

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 演出を手がける小野寺修二さんはパントマイムを基盤に活動し、読売演劇大賞最優秀スタッフ賞を受賞したほか、話題作の振り付けなどを担当している。舞台では棒や木枠などの最小限の道具を扉や鏡に見立て、観客の想像力を刺激する工夫を凝らす。

 他館で同公演を鑑賞した同館スタッフの高井真明さんは「出演者が客席に近づく演出があり、子どもだけでなく大人たちも笑い声を上げて鑑賞していた」と話す。観客のイメージを取り込みながら、一体となって楽しめる舞台に仕上げている。

 同館は公演に向けてさまざまな事前周知を行っている。8月1日・2日には出演者の崎山莉奈さんが講師を務めるダンスワークショップを開き、子どもたちが参加者同士で動きを探り合い、体の動かし方を学んだ。8月中旬からは、じゃんけんでチケットを進呈する企画を市内の店や施設で展開しており、20日に「道の駅ちちぶ」(大宮、14時~15時)、21日に「キッズパーク」(別所、10時~11時、14時~15時)で行う。

 9月6日にウニクス秩父(上野町)で開くイベント「チャレフェス」では同館の特設ブースを設け、工作ワークショップを開く。紙コップとストローを使って「まわる?おどる!?はだかの王様」を制作する。その他、市立図書館(上町)ではアンデルセン関連書籍やダンス本の特設コーナーを設け、作品の背景に触れる機会を作っている。

 当日は終演後に小野寺さんらがレクチャーするマイム体験を行う。来場者は客席に座ったまま、手や上半身を一緒に動かして体験できるほか、舞台に上がり、舞台美術に直接触れることのできるステージツアーも実施する。

 地元出身で昨年同館に配属されたスタッフの新井千穂さんは「私は学校の芸術鑑賞会などでしか観劇してこなかったので、秩父では芸術に触れる機会がやや少ないように思う。『せりふがない舞台』と聞くと身構えるかもしれないが、難しく考えず気軽に来場してほしい」と呼びかける。高井さんは「子ども向けの舞台作品を年1回、企画している。見たことのない新しい表現に触れることは、これからを生きる子どもたちが知らない世界を知っていく大切な手がかりになる。数年後にふと思い出し、何かの気づきやきっかけにつながるような体験として、ぜひ劇場でお子さまと一緒にその瞬間を体感していただきたい」と話す。

 13時30分開場、14時開演。全席自由で、料金は、大人=2,000円、高校生以下=1,000円。3歳以上が入場できる。チケットは同館ホール事務室やチケットぴあで扱う。

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