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豪雨乗り越え「長瀞船玉まつり」開催 万灯船の飾り置きや3000発の花火

岩畳に飾り置きされた万灯船と、頭上に上がる花火

岩畳に飾り置きされた万灯船と、頭上に上がる花火

 「長瀞船玉まつり」が8月15日、長瀞岩畳周辺で行われた。前日までの豪雨の影響で荒川が増水する中、水上安全と水難供養を祈願する神事や灯籠(とうろう)流し、対岸からの花火打ち上げを実施した。

特別観覧席からはほぼ真上に花火を見上げられる

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 増水により特別観覧席を設ける川岸が水没したため、運営側が重機を投入して直前まで作業を行い、陸地を確保した。当日は小雨がパラつく程度で天候が持ち、会場を訪れた人が出店を楽しんだり写真を撮影したりする姿が見られた。同祭には例年、約7万人が訪れる。

 万灯船(まんとうせん)の川下りは中止となったが、岩畳の上に飾り置きし、来場客が通常より近い距離で鑑賞や写真撮影を楽しんだ。18時から岩畳の斎場で水上安全修ばつ祭などの神事を執り行い、川へ灯籠を流した。会場には秩父屋台ばやしの演奏も響いた。

 19時15分、長瀞岩畳の対岸から全33プログラム、約3000発の花火打ち上げを開始。岩畳の頭上に大輪の花火が広がり、各プログラムで異なる音楽を流した。Vaundy(バウンディ)の「怪獣の花唄」が流れたプログラムでは、楽曲に合わせて会場からは自然と手拍子が湧き上がった。温泉施設「満願の湯」など地元の3社が提供した花火では、温泉マークの仕掛け花火が打ち上がり、ザ・ドリフターズの「いい湯だな」に合わせて会場のあちらこちらから「ババンババンバンバン」の歌声が聞こえた。

 個性豊かな提供プログラムも続いた。落語家の林家たい平さんは自身で口上を行い、オレンジ色のスターマインを打ち上げた。秩父鉄道のプログラムでは、同鉄道の応援ソングに合わせてSLの形をした仕掛け花火が走り、長瀞駅へ到着する演出を披露。セリーヌ・ディオンやジャクソン5、Mrs. GREEN APPLEや米津玄師などの楽曲に合わせた花火のほか、家族や来場客に向けたメッセージの読み上げも会場を盛り上げた。

 今年初めて協賛した「浅見制作所」代表の浅見裕さんは、自身が運営するサウナ付き宿泊施設「DANDAN(ダンダン)」の水風呂をイメージした青いスターマインを打ち上げた。浅見さんは「横瀬にUターンして10周年を記念し、仕事仲間と共に花火を見たいと思い協賛した。地域の皆さんとこの花火をシェアできてとてもうれしい。今後も地域を盛り上げられる行事などに積極的に関わりたい」と話す。

 フィナーレではナイアガラが流れ落ち、大輪の尺玉が次々と打ち上げられた後、対岸の仕掛け花火に「SEE YOU」の文字が浮かび上がり、20時45分、会場全体から大きな拍手が上がった。

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