寄居町の各所で3月23日から、「桜めぐり」が行われる。町と「県立川の博物館」（寄居町小園、TEL 048-581-7333）の共催で、東武鉄道や秩父鉄道、JR東日本高崎支社などが協力する。

鉢形城の氏邦桜（エドヒガン）

　同町には145品種・5000本以上の桜がある。鉢形城公園（鉢形）にあるエドヒガンザクラ「氏邦桜（うじくにさくら）」は推定樹齢150年以上で、町の天然記念物にもなっている。この桜4月5日まで、17時30分～20時30分にライトアップを行う。

　「陽光」を中心とした10品種・400本以上の桜が植えられている寺山さくら農園（折原）では、22日～24日と29日～31日の17時30分～20時30分にライトアップ、31日には「桜まつり」を行い、模擬店やハイキングなどのイベントを行う。

　「男衾自然公園」（富田）では17品種・1000本以上の桜を見ることができ、3月30日・31日、4月6日・7日に「さくら祭り」が開かれ、園内に模擬店などを出店する。

　「川の博物館」では4月6日、「丸太を切ってみよう」のイベントを行う。直径15～20センチの杉などの丸太を、子どもは電動チェーンソー、大人はのこぎりで切る体験会。「来年の植樹祭に合わせてかわはくで緑に親しんでほしい」と企画したという。講師は同町で木の職人として活動している「FOREST COLLEGE」代表の高橋昭夫さんが務め、木や森についての話をしたり、安全な木の切り方を教えたりする。

　体験会は11時～と13時30分～で、定員は各回20人、体験料は500円（要事前申し込み）。同館では、桜めぐりの期間に町内や駅で配布する「桜めぐりチラシ」を持参すると、入場料（大人410円）が団体料金（240円）に割引になるほか、鉄道会社から提供されたノベルティーの詰め合わせを先着100人に進呈する。

桜めぐりは4月7日まで。