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皆野町で「秩父音頭講習会」 40回目の節目、100周年に向け担い手育成

秩父音頭 踊りの練習

秩父音頭 踊りの練習

 秩父音頭の普及と後継者育成を目指す本年度の「正調秩父音頭講習会」が9月24日、皆野町文化会館(皆野町皆野)で始まった。初日は開講式を行い、参加者がおはやし、唄(うた)、踊りの3部門に分かれて初回の練習に臨んだ。同講習会は、祭りの盛り上げや地域の文化継承を目的に毎年開くもので、今年で40回目の節目を迎えた。

開講式の様子

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 秩父音頭は皆野町が発祥とされる伝統民謡。毎年8月14日には同町で「秩父音頭まつり」を開き、約70チーム、1000人を超える踊り手が競う「流し踊りコンクール」や、誰でも参加できる「自由参加踊り」を繰り広げる。2030年には秩父音頭が生まれて100年となる。

 当日は、地元・皆野町や秩父市・横瀬町のほか、寄居町・熊谷市・飯能市、県外などから小学生~80代の37人が集まった。部門別の内訳は、唄15人、おはやし12人、踊り10人。開講式後に同町教育委員会の学芸員・望月暁さんが登壇。原形だった盆踊りの歴史を解説し、歌詞の公募や洗練された振り付けの導入によって「民謡」として確立された経緯を説明した。

 講義後、参加者は各部門の練習会場へ移動。唄の会場では参加者が音源に合わせて一斉に発声し、踊りの会場では部屋全体に広がって円になり講師の指導に合わせて踊った。おはやしチームの練習会場には黒澤栄則皆野町長も加わり、参加者と共に練習に取り組んだ。

 皆野町内では学校行事で秩父音頭を踊る文化が残る一方、他地域では指導できる教員が減り、踊る機会が減少している。3年連続で参加している埼玉県議の新井豪さんは「子どもたちに伝統文化を伝えるためにも、講習で学んだ人が後世に伝える役割を担ってほしい」と呼びかける。横瀬町から唄の部門に初参加した引間良文さんは「所属する秩父郷土会の屋台ばやしで秩父音頭を披露する機会があるが、歌い手がいない。まずは1年間教わって、自分が歌えるようになりたい」と意気込む。

 秩父音頭保存会の会長も務める黒澤町長は「町内の小中学校では運動会のプログラムに秩父音頭が入り、子どもたちが踊っている。町内外や世代を超えて人と人をつなぐ文化を引き継ぎたい」と話す。

 同講習会は毎月1回、来年6月まで全10回を予定する。途中からの参加や当日飛び込みでの受講も受け付ける。次回は10月22日、第3回は11月26日の各19時から行う。来年6月の最終回には、受講生らがステージで発表する予定。

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