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秩父音頭をベースにした「さとぴく音頭」 来年の秩父音頭まつりへ

さとぴく教室で音頭作りのワークショップも行った

さとぴく教室で音頭作りのワークショップも行った

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 秩父音頭をベースにした創作音頭「さとぴく音頭(ぼくたちの秩父音頭)」を「里山アートピック実行委員会」(皆野町皆野)が作り、8月14日開催の「第55回 秩父音頭祭り」で披露する予定だったが、台風7号が本州に接近する影響で同祭の中止の発表が8月12日にあった。

11月4日のさとぴくでは絵の具と音頭を組み合わせ、ワークを行う

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 同委員会は2018(平成30)年から毎年秋に開催しているアートイベント「みなの里山アートピック(通称=さとぴく)」を企画している。同イベントは「やってみたい気持ちをアートにして後押しをする」を趣旨に行っている。

 創作音頭について、実行委員会代表の坂本典明さんは「以前からオリジナルの音頭を作りたいと思い、昨年開催したさとぴくと、7月30日の『さとぴく教室』で音頭作りのワークショップを行った。音頭作りを考え始めたきっかけは、カナダから来た友人がよさこいのイベントに踊りで参加するという話を聞いて遊びに行った際、日本の踊りなのに国籍を問わずに多くの人が鳴子を持って踊る姿に感動したことから。これほどまでに人気の秘訣(ひけつ)は何なのかと考えたところ、よさこいの自由なスタイルにあるのではないかと思い至った」と話す。「皆野町には約200年の歴史のある秩父音頭がある。昔からの秩父音頭を大切にしつつも、新しい秩父音頭の楽しみ方というのがあってもいいのではないか」とも。

 秩父音頭祭りで同実行委員会は「さとぴく」でエントリーしている。秩父音頭祭りは「第1踊り会場」「第2踊り会場」と「正調流し踊りコンクール会場」の3つのステージがあり、第1踊り会場では自由おどりの参加も可能。

 「秩父音頭祭りの中にも『自由おどり』の枠があることを、応募するまで知らなかった。秩父音頭に関連したオリジナル曲であれば参加ができるので、自分たちも自由おどりでエントリーする予定だった。自由おどりをするのは今年、52団体中3団体のみだったそうで、自分たちはアートの表現を応援する団体として皆野町で活動しているので、自分たちが参加することで踊りを作る楽しさを伝えていければ、『秩父音頭のふるさと』である皆野町への貢献にもなるのでは。今回は残念ながら中止となったが、秩父音頭祭りのことなどを自分達のイベントでもPRして、来年以降に自由おどりでエントリーする人が増えればうれしい」と期待を込める。

 今回作成した「さとぴく音頭」は「秩父音頭祭り」での披露は叶わなかったが、11月4日に開催される「さとぴく」でも、さとぴく音頭と絵の具を使って踊りを楽しむ企画「やってみるんだ展」と共同で行う予定。

踊り方の動画はホームページで視聴できる。

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