「麺処 青野本店」（寄居町保田原）が4月11日で4周年を迎える。

青野の醤油ラーメン

店主の青野聖（さとし）さんは秩父市出身・在住。秩父のラーメン店で10年修業を積み、2019（平成31）年に寄居町で独立。2021年5月に「ちちぶ道の駅店」（秩父市上町）をオープンし、まもなく2周年を迎える。

　青野さんは「ラーメン店で働く前から自分で料理を作るのが好きだった。以前は福祉の仕事をしていたが、化学調味料の入ってないラーメンを食べてその味に衝撃を受け、ラーメンの業界に足を踏み入れることを決意した」と話す。

　本店ではしょうゆ、塩、みその他に日替わりのラーメン、金曜日のみ二郎系と呼ばれる野菜を多くのせたラーメンを提供している。ちちぶ道の駅店はコロナ禍でもラーメンを楽しめるようにと外で食べられるキッチンカーでの提供を実現した。

　「以前より秩父から寄居に来てくれる方も多く、ニーズを感じていた。ゆくゆくは秩父でもキッチンカーではなく実店舗を開きたい」と青野さんは話す。

　本店では4周年イベントを4月8日・9日に開催予定。当日は4周年限定のラーメンを提供する。｢自分で勝負してみたくなり独立したが、あっという間の4年だった。今年は自家製麺のラーメンを提供するほか、より多くの人に食べてもらえるようラーメンの持ち帰り販売にも力を入れていければ。栃谷にある『みそぽてと本舗』の冷凍自動販売機でも販売できるようにしていく予定｣と意気込む。「昔の自分のように、もし修業を積みたい人がいれば、そういう人も応援していきたい」とも。

寄居本店の営業時間は11時30分～14時30分と17時30分～20時。月曜夜と火曜定休。道の駅ちちぶ店は11時～15時（土曜・日曜は7時～14時30分）。月曜・火曜定休。