食べる 暮らす・働く

旧秩父橋望むカフェが開業半年 元オイスターバー店主が創作カキ料理

チチブブリッジカフェ(外観)

チチブブリッジカフェ(外観)

 カフェ「CHICHIBU BRIDGE CAFE(チチブブリッジカフェ)」(秩父市寺尾)が、旧秩父橋のたもとでプレオープンして、10月20日で半年がたった。関係者向けのテスト営業などを経て、8月5日に看板を設置し、地元住民や観光客に向けた営業をしている。

窓からは荒川の流れなどを臨むことができる

[広告]

 店主の鈴木康久さんは茨城県出身。銀行員や電機メーカー社員として働きながら、ダブルワークでレストランなどに勤務していた。東日本大震災後に訪れた岩手県陸前高田市で被災地の状況を目の当たりにし、「自分の本当にやりたいことに挑戦しよう」と人生を見つめ直したという。

 現地で食べたカキがきっかけとなり、2012(平成24)年に会社を辞めて料理の専門学校へ進学。海外や都内での修業を経て、2015(平成27)年に東京都練馬区でオイスターバーを開業した。その後、2021年のコロナ禍に小鹿野町に会社の保養所を開設したことをきっかけに地域住民との交流が生まれ、秩父への移住と開業を決めた。

 店は、45年間そば店として使用していた建物を活用し、スタッフが中心となってセルフリノベーションした。大きな窓からは荒川の流れや、間もなく築100年を迎える旧秩父橋を望むことができる。

 メニューは、秩父の野菜や小鹿野町の湧水「毘沙門水」を使った料理のほか、毘沙門水でいれるコーヒーなど。オイスターバーを経営していた経験を生かし、創作カキ料理も提供する。11月からは生ガキの提供も始める予定。デザートには、秩父の干し柿を使い、アーモンドのキャラメリゼをカキしょうゆで仕上げた「カキのアーモンドケーキ」(638円)などを用意する。

 鈴木さんは「小鹿野の地元の方から野菜農家を紹介してもらったり、毘沙門水を管理する馬上(もうえ)地区の方々に協力してもらったりしたおかげで、納得のいくメニューが提供できている。料理をゆったり楽しんでもらいたいので時間に余裕をもって来店してほしい」と話す。

 営業時間は11時~15時、17時~20時。火曜定休。