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インドカレーのキッチンカー、2台目が本格稼働 デザインと製作に1年

「この車で秩父をPRしてまわりたい」とみどりさんは話す

「この車で秩父をPRしてまわりたい」とみどりさんは話す

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 秩父市寺尾のカレー店「ほんとのインド料理とカレーの店・ズベールおじさんのインドカレー」が2月中旬から、2台目のキッチンカーの稼働を始めた。1台目と同じビビッドなピンクの車体に大きくカラフルなイラストを描き、料理とともに客の目も楽しませている。

我が生涯に一杯のカレー有り

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 新しいキッチンカーの名前は「み・どりーむ号Z」。前面にはパンダの顔と「生涯華麗」の文字。右面には芝桜の咲く風景を背景に大きなこいのぼりが空を舞い、店主・黒澤みどりさんとさまざまなキャラクターも描く。左面は「カレー王に俺はなる」「我が生涯に1杯のカレー有り」の2種の看板が立てられる仕様になっており、出店するイベントの種類によって交換するという。背面には同店キャラクターの「カレーパンダちゃん」が後続車にカレーパンでできた自分の耳をちぎって差し出すしぐさを大きく描いている。

 イラストを手がけたのは九州にスタジオ「BON ART STUDIO」を構える福井俊彦さん。黒澤さんは「構想に1年かけ、BONさんと相談を重ねながらでき上がった。昨年12月2日・3日の秩父夜祭にどうしても間に合わせたくて、この時だけ秩父にキッチンカーを運んでもらった。その後いったん九州へ戻して、今年2月に完成した」と話す。

 「『レストランがあなたの街に会いに行きます』が今回のテーマ。焼きたてのナンを提供できるタンドールやショーケース、業務用冷蔵庫、冷凍庫も車内に備える。カレーパンは、23センチを超えるビッグサイズ。大きさと形から『まるでラグビーボールなカレーパン』のネーミングで好評いただいている。秩父名物わらじカツを使ったわらじカツカレー丼、オリジナルの豚カレーマン、夏には阿佐美冷蔵の氷を使ったかき氷も提供する。キッチンカーを通じて秩父の魅力をいろいろな場所でアピールしたい。みんなに会いに行きたい」と、みどりさんは笑顔を見せる。

 出店予定はツイッターやインスタグラムなどで知らせる。

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