秩父の和風ダイニング「和心伝酔DA‘dA（ダダ）」（秩父市中町、TEL 0494－53－9900）が7月2日、夏季限定で営業する飲食店「秩父のハワイ」の営業を始めた。同店の営業は今年で3年目。ダダ店舗脇の駐車場にプレハブキッチンを設置し、屋外のテーブルでハワイのローカルフードやハンバーガー、ハワイアンビールなどを提供する。

秩父のハワイ外観

　店主の福島剛さんと妻の理絵さんはもともとハワイが好きで、毎年数回は通っていたという。「2020年4月に緊急事態宣言が出て客足も遠のく一方だったが、その夏に思い切って換気の良い屋外で飲食ができる店を作ろうと思った。夏の時季だし、大好きなハワイにも行けないし、じゃあハワイアン風の店を作ろうと思ったのが始まり」と振り返る。「3回目の夏を迎えた2022年は地元のお客様の他、遠方からも雰囲気を楽しみに足を運んでくれる方も少なくない」とも。

　客席やオブジェ、電飾などは全て夫婦の手作り。店内にはハワイアンミュージックが流れ、トーチに火をともす。「この空間だけはもう海外。ハワイ好きな方が毎年楽しみにしてくださるようになった。『コロナ禍でハワイに行けなくなったけど、ここに来れば現地に来たようなワクワクが味わえる』と声を頂く」と話す。

　1年目から「変わらず人気」だというのは「妻がアラモアナの大好きなお店をオマージュした『ダダオリジナルハンバーガー』」。ハワイのローカルフードの定番「ガーリックシュリンプ」は福島さんが「ノースショアでよく食べる本格的な味」を再現し、大ぶりのエビを使い、殻付きのまま提供する。

　店を訪れていた秩父市在住の萩原さんは「ここに来ればリゾート気分が楽しめる。マグロをごま油であえたハワイアンポケがおいしい」と話す。

　営業時間は16時～21時。雨天休業。8月にはフラダンスショーやウクレレライブも予定する。今年の営業日は9月4日まで。詳細は電話にて。