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小鹿野町倉尾地区で最後のスポーツ大会 240人が30年の歴史に思いはせ

地元住民や出身者、その子や孫など約240名が集まった

地元住民や出身者、その子や孫など約240名が集まった

 小鹿野町倉尾地区で行われてきた「第33回倉尾地区スポーツ大会」が10月4日、日尾第2グラウンド(小鹿野町日尾)で開かれた。1992(平成4)年に始まった同大会は今回で終了となり、地区内外から集まった参加者が約30年の歴史に思いをはせながら汗を流した。

水入れ満水競争は一升瓶に入った水の量を競う

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 会場となった日尾第2グラウンドは、旧倉尾小学校の校庭跡。当日は現在の倉尾地区の人口である300人弱に対し、地区の住民をはじめ、地区外で暮らす倉尾出身者やその家族など約240人が集まった。

 大会では、8つの行政区に分かれた対抗競技のほか、玉入れやパン食い競争、丸太切り競争などの種目が行われた。地元消防団による操法の披露や、同町のイメージキャラクター「おがニャッピー」も登場し、会場を盛り上げた。

 最後の種目は同大会の目玉競技「水入れ満水競争」。参加者は「おたま」を使って一升瓶に水を注ぎ、たまった水量を競い合った。選手へ声援が送られたほか、大会の締めくくりには参加者全員で輪になり「秩父音頭」を踊った。

 旧小鹿野全町(旧両神村を除く)での運動会が廃止されたのを機に始まった1992年以来、コロナ禍の2年間を除いて毎年続けられてきた。少子高齢化や人口減少に伴い運営の負担が大きくなったことから、数年間にわたる協議の末に終了が決まった。これにより、小鹿野町内の旧小学校区単位(小鹿野・長若・三田川・倉尾・両神)で行われてきた町民運動会は実質的になくなる。

 同大会を主催する倉尾スポーツ振興会の丸山会長は「これだけ大規模の取り組みは、特定の人の力だけで継続できるものではない。私自身、30年近く主催側で世話になったが、これまで事務局の皆さんをはじめ多くの方が頑張ってくれた。寂しい気持ちもあるが、まずは皆さんに感謝したい」と話す。参加した住民からも「倉尾全体でなくても、みんなが参加しやすい企画を地元だけでも行えたら」という声も聞かれた。

 倉尾地区では、倉尾1区でグラウンドゴルフ大会が、上郷集落で「ホタルをみる会」やフォークソング歌手のコンサート、八谷集落ではお盆時期の「マスつかみ大会」が行われ、集落外に住む親族や友人らでにぎわいを見せている。同町内では旧小学校区単位の運動会がなくなる一方、「耕地」と呼ばれる小規模な単位での運動会は現在も奈倉や河原沢などで行われている。

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