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秩父のリラクセーションサロン「サントシャ」が2周年 2号店も

サントシャ店主の金城さん

サントシャ店主の金城さん

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 秩父のリラクセーションサロン「サントシャ」(秩父市山田)が昨年12月で2周年を迎え、1月3日に秩父鉄道秩父駅から徒歩2分の場所に2号店となる「サントシャ ニューベーシックプラザ店」(番場町、TEL 070-4435-4585)がオープンした。

サントシャのある「ニューベーシックプラザ」外観

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 店主の金城直之さんは沖縄県出身。20代の頃は沖縄のアパレル店や飲食店などで10年ほど働いていた。金城さんは元々姿勢が悪く、腰痛気味だった。アパレル店も飲食店も長時間立ったまま接客や調理などを行うため日常的に足や腰に疲れを感じ、それが「当たり前」になっていたという。

 ある時、足ツボマッサージを受けたところ「足腰がとても楽になり、感動した」と金城さんは当時を振り返る。飲食店で経験を積んで30歳を超えた頃、「自分の身一つでできる仕事がしたい」と思うようになり、飲食の仕事をしながらタイ古式マッサージのスクールに通って資格を取得した。

 その後、西日本で展開しているリラクセーションサロンの沖縄店に勤務。店長を5年経験し、指名客数は店舗で1位を獲得していたという。その業績が認められ、本社のある大阪に異動して2年間エリアマネジャーを務めた。自身もリラクセーションサロンの接客業務に携わりながら、スタッフの教育にも携わってきた。

 2020年3月、金城さん一家は妻の実家がある秩父に移住した。「どこか秩父のリラクセーションサロンや温泉施設などで働けるところはないか」と探していたところ、移住前に目星をつけていた店はどこもコロナ禍の影響で募集を取りやめていた。「どこも募集していないなら、『いつか自分で自分の店をやってみよう』というのが今でもいいのでは、と秩父で開業することにした」と話す。移住したばかりで土地勘もなく不安は大きかったが、背中を押したのは妻の存在だったという。不動産店を周って物件を探し、山田の八坂神社近くに2020年12月1日「サントシャ」を開いた。

 サントシャでは、勤務していたリラクセーションサロンで習ったボディーケアをベースに、セミナーなどに参加して習得した整体や経絡、タイ古式マッサージのストレッチの要素やタイの「チネイザン」という、おなかを揉みほぐすマッサージも行う。「自分がやっているのは、あくまでもリラクセーションだが、少しでも心や体が楽になってほしいので、いろいろな手技を組み合わせている」と金城さんは話す。メニューは、ボディーケア、リフレクソロジー、ヘッド&フェイス、ハンドリフレ(各40分=3,000円~)、チネイザン(80分=6,500円~)など。

 金城さんは「今年でリラクセーションの仕事を始めて10年。秩父は都内にも出やすいので、セミナーなどにも積極的に参加して今後もどんどん新しい手技を覚えて実践していきたい。体一つあればどこでもできる仕事なので、沖縄や大阪で教えてきた弟子たちにまた教えに行ったり、キャンプ場などの野外でよりリラックスした空間でボディーケアをしたりしてみたい」と意気込む。

 営業時間は10時~20時。要予約。

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