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秩父のカレー店が期間限定で焼き芋販売 予約のみで完売

カレー店 店主の黒澤さん(愛称「みぃちゃん」)

カレー店 店主の黒澤さん(愛称「みぃちゃん」)

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 秩父のカレー店「ほんとのインド料理とカレーの店・ズベールおじさんのインドカレー」(秩父市寺尾)で4月5日から期間限定で販売する予定だった「限定みぃちゃんの完熟壺(つぼ)焼き芋」が、事前予約のみで完売となった。販売開始する前に完売したのは初めて。

キッチンカーで各地のイベントにも出店

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 同店の焼き芋は2022年から、毎年1月~3月ごろに期間限定で販売している。初年度は2日間で160キロの焼き芋を販売した。今年は例年以上に芋を仕入れたが、過去に購入した人へ焼き芋販売を知らせたところ大口で購入する客も多く、店頭やSNS上で告知をする前に予約分のみで完売した。

 焼き芋を販売するきっかけは、店主の黒澤みどりさん(愛称「みぃちゃん」)が自転車型の人力車を購入した際に知り合った、エスニック会社の社長に芋の紹介をしてもらったこと。「あまりのおいしさに、焼き芋にして多くの人に食べてほしい」との思いから、茨城県の農家と何度も交渉を重ねて仕入れられる様になった。今年も、収穫された芋を茨城県まで直接引き取りに行った。

 「茨城県産の契約農家で育てている紅はるかを収穫した後に、3カ月半倉庫で温度を保って完熟させた。日に日に甘さが増して、皮から蜜がにじみ出た芋を2時間かけてセラミック製のタンドール(土窯)で、低温でじっくり焼き上げている。甘さを最大限に引き出しながらも、芋の味はしっかり残すバランスが大切だと思い、一本一本丁寧に取り扱っている」と黒澤さんは話す。

 焼き芋を食べた秩父市在住の坂本さんは「芋の味がしっかりしていて、焼き芋なのに菓子のスイートポテトのように甘い」と話す。

 黒澤さんは「事前に完売してしまったが、追加注文を希望する客も多く、来年は、更にもっと提供できる様にしたい。4月10日からカレーうどんも提供開始するので、『何でインドカレーの店で焼き芋やカレーうどん?』と驚かれるかもしれないが、これからもおいしさとワクワクを、来てくれたお客さまに提供していきたい」と力を込める。

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