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秩父で「世界に一つだけのパン&焼き菓子コンテスト」 2店が6レシピを商品化

熊の顔が可愛らしい「ポテいもカップケーキ」と「まるでさつまいも!クッキー」

熊の顔が可愛らしい「ポテいもカップケーキ」と「まるでさつまいも!クッキー」

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 開局3周年を迎えたちちぶエフエム(秩父市中町)の特別企画「世界に一つだけのパン&焼き菓子コンテスト」の表彰式が11月23日、洋菓子店「ニューみとや」(野坂町)とパン工房「ラパンノワールくろうさぎ」(野坂町)で行われた。

ラパンノワールくろうさぎ店主の新井孝男さん(右)ちちぶエフエムのゑ川さん(左)と受賞者

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 コンテスト応募数は、パン部門=60件、焼き菓子部門=32件。両店それぞれの審査で合わせて6つのレシピが選ばれ、考案者にレシピを元に作られた本物のパンと焼き菓子を贈った。作品は両店で商品化する。表彰式の模様は同日のラジオ番組内で中継された。

 「ニューみとや」が選んだのは、小鹿野高校の生徒4人による「ポテいもカップケーキ」、田中咲希さん(秩父農工科学高校)の「まるでさつまいも!クッキー」、村吉愛莉世さん(同校)の「みそとくるみのシフォンケーキ」、吉田留美子さんの「スタあまいン」。

 このうち、「まるでさつまいも!クッキー」は、さつまいものクッキー生地の周りに紫サツマイモのパウダーをまぶし、見た目は輪切りにしたサツマイモに仕上げる。同店4代目の萩原由曜さんは「遊び心があって面白い。生のサツマイモを切っちゃったかなと勘違いしそうになる」と笑顔で話す。

 「ラパンノワールくろうさぎ」が選んだのは、新田茜さん(秩父農工科学高校)の「クリームチーズとさつまいものパン」、小林ひよりさん(同校)の「パイモドキパン」、井上愛理さんの「はりねずみココアパン」。

 はりねずみココアパンは、ココアを練り込んだ生地の中に栗餡(あん)とチョコチップを入れ、焼く前に表面に切れ目を入れて針のチクチク感を表現したという。応募した井上さんは6歳。「弟の服のイラストや絵本に登場するハリネズミが大好きで思いついた。本物を作ってもらえてうれしい」とほほ笑む。

 同コンテストに初参加した「ニューみとや」の萩原さんは「都内での修業時代、自分もコンテストに出品していた当時を思い出した。選ぶ側に回り、応募者がどんな発想でアイデアをぶつけてきたかと考え、こちらも勉強になった」と振り返る。

 くろうさぎ選出のパン3種は12月以降、同店が毎週土曜に販売している秩父の「じばさん商店」(宮側町)で、1種類につき1カ月間ずつ販売する。ニューみとやも「スタあまいン」以外の3点を店頭で販売。時期はインスタグラムで知らせる。

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