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秩父と自然をテーマに「サロンニューヤング」でクリエーターが空間展示

服や写真、植物が室内を彩る

服や写真、植物が室内を彩る

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 「アウトドアとは何か」を再考する展示会「Pilgrimage(ピルグリメイジ)/秩父」が2月10日・11日、秩父のポップアップショップ「サロンニューヤング」(秩父市番場町)で行われた。

ファッションブランド「mork」の三好佑樹さん

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同展は「Pilgrimage=巡礼」をコンセプトに、秩父外に住むクリエーターが秩父の自然をテーマに約1年間のフィールドワークを経て企画したもの。

 同展はファッションブランド「mork(モーク)」の三好佑樹さんが主催し、写真家、植物作家、空間デザイナーの5人が、同店の空間全体を生かして展示。三好さんは「morkのデザインはフィールドワークを行った地域や環境のバックグラウンドを盛り込んでいる。自然環境に目を向けてもらえるよう物事を多面的に見られるような展示を心がけている」と話す。当日は、morkのファッションアイテムや写真、植物の造形などで秩父の自然の魅力を発信した。

 フィールドワークでは実際に三峰山をメインに武甲山や両神山、二子山などに足を運んだ。三好さんは「秩父の人と自然環境の関係性や、歴史、神社仏閣などをフィールドワークを通じて知ることができた。展示空間はフィールドワークをした内容を追体験できるように装飾した」と話す。秩父を選んだきっかけについて、「以前、富士の樹海のフィールドワークを行い、別の自然環境を探していて秩父を見つけた」とも。

 同展は過去、大阪と東京でも開き秩父の魅力を発信してきた。3回目の展示会を開く場所を探しているときにサロンニューヤング店主の松田あずささんと三好さんが知り合い、秩父で開催する運びとなった。

 ファッションアイテムの展示会ながら、「サロンニューヤングの空間そのものを楽しむ人も多く来場した」と三好さん。来場者の傾向については、「秩父の人が多く来場してくれた。特に秩父に移住した人が、人づてに展示会のことを聞いて遊びに来てくれていた」と振り返る。

 一緒に展示したクリエーターからは、「秩父の展示ができて良かった」「現地で行う良さは地元の人が来てくれて触れ合えること。秩父で続編を作りたくなる気持ちになる」などの声が聞かれた。

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