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「タリーズ」ウニクス秩父店が移転新装 銘仙や木材で秩父らしい店内に

秩父銘仙捺染講座を受講した生徒の作品

秩父銘仙捺染講座を受講した生徒の作品

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 秩父の「タリーズコーヒーウニクス秩父店」(秩父市上野町、TEL 0494-21-2117)が7月29日、リニューアルオープンした。リニューアルに合わせ「秩父らしい」をコンセプトに、店内は装飾に秩父銘仙や秩父産の杉やヒノキの木材などを使っている。

オリジナルで制作した銘仙をパーテーション飾りに使っている

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2009(平成21)年からウニクス秩父館内で営業している同店。当日はユナイテッドシネマウニクス秩父店もオープンし、同店は映画館入り口の階段下に場所を変えてリニューアルオープンした。店舗面積は50坪で、席数は67席。対面で座れるテーブル席と1人席も設ける。

 店内には秩父らしさを表現するため、金子製材(横瀬町横瀬)が提供した秩父産の杉を腰板やカウンター上の飾り板として使うほか、秩父産のヒノキを格子状に組んで天井に使った。同店を経営するウニクスパル取締役の町田八千代さんは「店内に木材を多く使っているので、音の響きがとても良い気がする。月1回ほど店内で開いている音楽ライブも回数を増やせれば」と話す。

 リニューアルのために制作したオリジナル銘仙は、町田さんを中心にスタッフがデザインを考え、逸見織物(黒谷)が制作した。「反物にはコーヒーと秩父夜祭と芝桜をデザインした。スタッフのアイデアを取り入れ、秩父らしいものに仕上がった」と話す。「店内に置かれている大きなタリーズベアのぬいぐるみに、色違いの反物で着物を仕立てて着せたり、パーテーション飾りに使ったりしている」とも。

 店の奥にはちちぶ銘仙館(熊木町)の秩父銘仙捺染講座を受講した生徒の作品を飾り、反物は1カ月ごとに入れ替える予定。町田さんは「反物を飾った奥の壁は、お客さまが来店して最も目にとまる場所。反物がすてきに見えるように施工業者やデザイナーと試行錯誤した」と苦労を明かす。

 カウンター前には、同店がオープンした2009年から現在まで、店頭で販売した限定デザインの「タリーズカード」「タリーズベア」のグッズも展示する。

 営業時間は9時~20時。

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