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横瀬町で町民企画の「よこらぼ大会議」 参加者200人超集う

「よこらぼ大会議2024」の登壇者・参加者一同

「よこらぼ大会議2024」の登壇者・参加者一同

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 横瀬町が行っている官民連携プラットフォーム「よこらぼ」のセカンドシーズンに先駆け、「よこらぼ大会議2024 ~よこらぼは、何をもたらし、どこへ向かうのか-Re Boost YOKOLAB-~」が2月3日、横瀬町町民会館大ホールで行われた。町内を始め、秩父地域だけでなく全国から200人を超える参加者があった。

「よこらぼ大会議」発案者の浅見さんと富田町長

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 横瀬町は2016(平成28)年9月から7年間にわたり「よこらぼ」を実施しており、企業や個人の「チャレンジしたいプロジェクト」を町がサポートしている。毎月審査会を行い、過去に提案された件数は234件で、そのうち141件を今までに採択した。次のステップに向けた「パワーアップ期間」として、昨年9月の受け付けから今年4月まで提案の受け入れを休止している。

 今回のイベントは町内在住の浅見裕さんを中心とした地元メンバーが昨年9月、よこらぼへ提案し、138番目のプロジェクトとして採択されたもの。浅見さんらメンバーは過去にもよこらぼにプロジェクトを提案、採択され、2018年1月~2021年2月に「はたらクラス」などのイベントや、2018年4月~関係人口創出プロジェクトとして提案した交流やイベントの場「オープン&フレンドリースペースArea898」のオープンなども行ってきた。

 当日は今までにプロジェクトを採択された個人や団体や学校を中心に「スタートアップ×横瀬町」「企業×横瀬町」「大学×横瀬」「地元×横瀬」のテーマを設け、約40分ずつのトークセッションを行った。セッションごとにゲストとファシリテーターが登壇し、自身のプロジェクトやこれまでのよこらぼ、今後の課題や期待を語り合った。

 浅見さんは「よこらぼが休止期間を経て、今後さらに良くなっていくことを期待して地元有志のメンバーに相談してプロジェクトを提案した。町民である自分たちがよこらぼに関わることに意義があると思う」と話す。「『よこらぼ大会議』を開くことで今までよこらぼに関わった人が集まって、同窓会のようにつながり直すことができた。この7年の間によこらぼで実証実験した事業が拡大したり、新しいチャレンジに踏み出したりする人もいて、よこらぼ自体がいつまでも成長する企画だと感じた。今後、毎年開催できたら」とも。

 富田能成町長は「4時間にわたり、とても濃い内容の会になった。秩父地域だけでなく全国からの参加者も多く、『内の人と外の人』『高い熱量と和やかな雰囲気』がうまく混ざり合っていると感じた。イベントのトークセッションなどはその場で終わってしまうことも多いが、次のステップにつながる課題を多くもらった。未来を変えていくために、チャレンジを続けていきたい」と期待を込める。

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