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横瀬町に「横瀬ジビエ製造場」 稼働に向け見学会

カリラボの吉田さん

カリラボの吉田さん

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 横瀬町で狩猟事業を行っている「カリラボ」(横瀬町芦ケ久保)が10月20日、「横瀬ジビエ製造場」(横瀬)の見学会を開いた。同施設が稼働することで横瀬町でわなにかかったシカやイノシシなどの獲物を、ジビエ肉として流通させることが可能になる。

「横瀬ジビエ製造場」外観

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 カリラボの吉田隼介さんは、平日は都内で会社員として勤務。アウトドアや料理や酒など、趣味が高じて、2016(平成28)年に狩猟免許を取得した。2017(平成29)年からは横瀬町と都内の2拠点生活をしており、週末を中心に横瀬町で過ごしている。2019年10月に狩猟を主軸として同社を設立。横瀬町の有害鳥獣捕獲事業を務めたり、会員と共同でわなを仕掛ける「ワナシェア」を行ったり、狩猟をもっと身近に感じてもらうための狩猟体験などを行ったりしてきた。

 横瀬ジビエ製造場は2年ほど前から横瀬町の武甲猟友会と相談しながら、わなにかかった獲物を解体できる施設を作るために準備していた。獲物を運んだトラックを建物に横付けしたり、作業がしやすい動線や肉を熟成するスペースを確保したり、精肉を真空パックにして冷凍できるようにしたりするなど工夫しているという。精肉作業に加え、飲食店とコラボしてイベントを開くことも検討している。

 吉田さんは「シカやイノシシをメインに、横瀬町の名産品としてジビエを打ち出していきたいので、施設名にも町の名前を入れている。道の駅やENgaWA(エンガワ)などの店で土産品として販売したり、飲食店に卸したり、ふるさと納税の返礼品にしたりするなどしていきたい」と意気込む。

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