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秩父のカフェギャラリー「こぐま座α」でペン画展

笹木さんのペン画による秩父神社の手水舎

笹木さんのペン画による秩父神社の手水舎

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 秩父のカフェギャラリー「こぐま座α」(秩父市熊木町、TEL 042-980-7959)で現在、上尾市在住のペン画家、笹木一郎さんの細密ペン画展が開かれている。

細密ペン画展を開催中の笹木さん

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 作品は、秩父市宮側町の酒蔵で国指定登録有形文化財の武甲酒造や秩父神社の手水舎など、秩父地域ゆかりの木造建築を中心に約20点。おむすび専門のカフェに併設された四畳半の和室のギャラリーに作品を並べる。

 1993(平成5)年に独学でペン画を始めたという笹木さんは「水彩よりきめ細かく描けて、木造の温かみも表現しやすい」とペン画の魅力を語る。シャープな線が特徴のボールペン、フワッとした味が出るフェルトペンを使い分け、全て白黒で明暗や遠近感を描き出す。

 会場となる「こぐま座α」は今年4月にオープン。店名は北極星の意で、秩父神社が北極星を神格化した妙見信仰と関わりがある事などから名付けたという。秩父市役所近くの路地裏の古い一軒家を改装。星座が目印ののれんをくぐって入店し、階段で2階に上がった場所にカフェ兼ギャラリーがある。

 店主で人形作家の近未来さん、建築業の江間弘康さん夫婦は「東京に出なくても、地元にいたまま少しでも面白い作品に触れられる機会を作りたかった」と口をそろえる。ギャラリーでは、2人と交友がある美術作家らの作品展を毎月企画している。

 カフェスペースはカウンター4席と大きめのソファ2席。好みのおむすび2個に汁物、ウインナー、卵焼きと漬物が付いたおむすびセット(700円)を提供する。北海道産の無農薬米や平飼いの卵など、できるだけ自然に配慮した材料にこだわる。「おむすびは食べたことがない人のいないエモーショナルな食べ物。遠足気分で作り手の作品と共に楽しんでほしい」と近未来さん。

 営業時間は金曜~月曜の11時~17時。鑑賞はワンオーダー制。1枚150円のポストカードも販売する。10月31日まで。

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