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小鹿野町で「花市と人形供養祭」 持ち込まれた1000体を神式で供養

人形供養祭で祭詞奏上する宮司

人形供養祭で祭詞奏上する宮司

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小鹿野町の「おがのむさしの会館」(小鹿野町小鹿野、TEL 0494-75-0099)で11月21日、花市と人形供養祭が行われた。人形供養祭は2回目。

おがのむさしの会館の前景

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 秩父市と小鹿野町にある「お葬式のむさしの」で春(3~5月)と秋(9~11月)に各月1回、花市を開いている。10月16日に「セレモニーホールむさしの」(秩父市大野原)で花市と1回目の人形供養祭を行い、1000体以上の人形とぬいぐるみが持ち込まれ仏式で供養した。

 今回の「花市と人形供養祭」では、約1000本用意した花を1本100円で販売した。「好評でいつも完売する」という。同時に神式で人形供養祭も行った。ひな人形・五月人形、ぬいぐるみ、フランス人形など、古いものや立派なもの、大きなぬいぐるみなどが持ち込まれた。申し込み手続き後、同館スタッフが丁寧に祭壇に並べた。人形預かりは開始30分ほどで祭壇がほぼいっぱいになり、台を追加するなどして工夫して並べた。持ち込んだ利用者は、献米して拝んだ後、持ち込んだ人形が祭壇に並べられているのを確認し、近づいてもう一度手を合わせて拝む姿も見られた。

 預かり終了後、椋神社(秩父市吉田)の宮司により祭詞奏上、玉串奉奠など供養祭が行われた。

 人形供養の利用者は約100組で、計1000体以上。人形供養祭担当の新井隆太さんは「こんなに皆さんに利用していただいてありがたい。『やってもらって助かった』などのうれしい言葉も頂けた。これだけ皆さまに期待していただいているので、来年以降も継続できるようにしていきたい」と話す。

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