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ヴィンテージ銘仙リメーク・ユニット「Qui-Meisen」が初の単行本 秩父で記念作品展

新作のスカート、日傘、バッグなどが並ぶ

新作のスカート、日傘、バッグなどが並ぶ

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 秩父・番場町の「ツグミ工芸舎・百果店ひぐらしストア」(秩父市番場町、TEL 0494-26-6205)で5月1日から、ヴィンテージ銘仙リメーク・ユニット「Qui-Meisen(キ・メイセン)」単行本出版記念作品展が開かれる。会場には銘仙を利用したスカートの他、日傘やバッグが並ぶ。

秩父をはじめ、伊勢崎や足利で織られていた銘仙のリメーク作品

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 同店では2011(平成23)年から年2回ほど、「ヴィンテージ銘仙&和古布リメイク作品展」を行っており、今春で11年目となる。

 今回は、展示会で作品提供をメインで担っている岩原由佳さんと古後利佳さん2人から成る同ユニット初の単行本「ヴィンテージ銘仙を着て出かけよう」(文化出版局)出版に合わせて開く。

 古後さんは「10年ほど前に初めて銘仙を見た時、『あ、見たことある!』と思った。20年以上前に、あまりに高いがすてきすぎて頑張って買ったKENZOのフランス製のスカートだった。今から思えば、銘仙縞と花柄のコンビネーションだった。もちろんその時は銘仙を知らなかったが、彼はそれをフランスに持って行って、世界中にシェアしたんだなと思った」と振り返る。「日本のすてきなものを、古くて無くなってしまうものをシェアする。そんなことを小さなことでもやっていけたらと思う。今回の本やイベントで、皆さんが小さな驚きを持ってくれるとうれしい」とも。

 ひぐらしストア店主の足立由美子さんは「ヴィンテージ銘仙とリメーク作品の魅力のおかげで、この10年間、遠近問わず銘仙好きの方々に繰り返しお越しいただいている。今回の展示会が、多くの方にヴィンテージ銘仙リメーク作品に興味を持っていただける機会になれば」と期待を込める。

 営業時間は10時~18時。会期初日の5月1日は作家の2人が在廊する。5月3日まで。

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