見る・遊ぶ 学ぶ・知る

秩父で八代目尾上菊五郎さん特別トーク 女形・立役の実演交え魅力解説

秩父宮記念市民会館 担当の高井さん

秩父宮記念市民会館 担当の高井さん

 秩父宮記念市民会館(秩父市熊木町)大ホールフォレスタで6月26日、八代目尾上菊五郎さんを招いた特別トークショー「『歌舞伎をもっと面白く!』実演で楽しむ芝居と舞踊」が開かれる。

特別トークショー「『歌舞伎をもっと面白く!』実演で楽しむ芝居と舞踊」チラシ

[広告]

 地歌舞伎が根付く秩父地域では伝統芸能への関心が高く、7月31日に同館で予定する襲名披露「松竹大歌舞伎」のチケット(約950席)は、市民先行と一般販売初日の昼に完売した。同館の高井真明さんは「昨年公開された映画『国宝』のヒットや、菊五郎さんが同作の原作小説の音声配信で朗読を務めたこともあり、若年層のチケット購入者もいた」と話す。

 同館では3年前から「伝統芸能の道具ラボ」を主宰する田村民子さんと連携し、歌舞伎や能、狂言を「道具」の視点から深く掘り下げる伝統芸能講座を継続してきた。小道具の製作現場を取材して舞台の裏側をのぞいたり、出演者への取材を元に面や足袋の違いをひもといたりするなど、切り口を工夫して開催している。

 過去の講座では田村さんの知見を元に、演目ごとの歴史的背景や楽しみ方、舞台を支える裏方の仕事の様子なども解説した。遠い席からは見えにくい衣装や小道具の細部も写真の拡大投影を用いて紹介するなど、伝統芸能を身近に感じる工夫を重ねてきた。菊五郎さんは秩父夜祭を見学するなど、秩父にも足を運んできたという。「ぜひ秩父で講座を開きたい」との要望を受け、今回のトークショーの実現につながり、本公演を前に役者本人を迎えての企画がかなった。

 当日は引き続き田村さんが聞き手を務める。会場には本公演同様、花道を設ける。菊五郎さんが演目「藤娘」と「魚屋宗五郎」を中心に、女形と立役の所作の違いを舞台上で実演するほか、歌舞伎を楽しむポイントなどを語る。

 高井さんは「400年にわたり受け継がれてきた舞台には、時代を超えて人の心に響く思いが詰まっている。歌舞伎は敷居が高いと思われがちだが、分かりやすい演目も多く、初心者でも楽しめる芸術。役者本人の言葉に触れ、歌舞伎を身近に感じるきっかけになれば」と参加を呼びかける。

 18時開場、18時30分開演(1時間30分を予定)。全席指定で、料金は1,500円、未就学児入場不可。チケットは専用電話(TEL 0494-23-2294)と同館窓口、チケットぴあで扱う。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
ALL