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横瀬・武甲温泉で30年続く大衆演劇 座長交代、「武峰劇団」として新始動

峰城座長と塚田さん

峰城座長と塚田さん

 横瀬町の温浴施設「秩父湯元 武甲温泉」(横瀬町横瀬)の大広間で毎週木曜日に大衆演劇を上演する劇団が6月4日、新たに「武峰劇団」として始動し、新座長の就任後初となる公演を迎えた。5月に96歳で亡くなった前座長の遺志を継ぐ交代で、劇団は6月18日10時30分から同施設で開く「歌謡祭」の中で、改めて新座長交代のあいさつを行う。

演目は舞踊が中心で手品や歌唱のほか、日によってはダンスも取り入れる

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 同温泉での大衆演劇公演は前身の「荒川劇団」から30年以上続く歴史があり、地域住民に親しまれてきた。前座長は昨年開いた劇団の会議で「次は峰城さんにお願いしたい」と座長就任を託していた。

 新座長となった峰城三津美(みねじょう・みつよし)さんは現在82歳。見よう見まねで3歳ごろに踊り始め、地元の旅芝居に親しんで育った。自身の会を立ち上げ、小鹿野町文化センターでは36回にわたり発表会を開くなど、地元で活動してきた。コロナ禍で弟子が稽古を休むことをきっかけに武甲温泉の舞台へ足を運び、同劇団へ加わった。

 演目は舞踊が中心で手品や歌唱のほか、日によってはダンスも取り入れる。峰城さんは演歌歌手の島津亜矢さんのせりふ入りの曲を好み、歌詞に合わせて目元や口元、所作などで感情を表現する。衣装やかつら、冠や小道具などは手作りのものが多く、見栄えがするよう工夫を凝らす。公演中、客席から演者名や「いいぞ」と掛け声が上がるほか、舞台や受付に出演者へのおひねりが届くこともある。

 劇団は現在、秩父地域在住の団員8人で構成する。同施設スタッフの塚田大登さんも、芸名「甲塚湯登」として劇団に加入。塚田さんは自身の誕生日である9月7日のイベントでの舞踊初披露に向け、峰城座長の下で稽古に励む。塚田さんは「手の動きや見せ方が難しく、習得には時間がかかりそうだが、ハイスピードで覚えて何とか披露したい」と意気込む。

 毎月第3木曜日に開く歌謡祭は一般歌唱者約80人が集まり、観客も含めて約100席の座敷が満席になる。参加者はこの日のために1カ月間練習した成果を出すため、ドレスやスーツや着物など、各自で用意したこだわりの装いで舞台に上がる。スタッフの塚田さんも衣装を身に着けて昭和歌謡や「武甲温泉音頭」などを歌う。

 峰城座長は「みんなで力を合わせ、舞踊劇のような演目でお客さまをさらに楽しませたい。メンバーにも期待している。お客さまから掛け声などがかかるとより本気になれる。気軽にいろいろな人に見に来てほしい」と来場を呼びかける。

 歌謡祭の参加費は1人3,000円(入館料、弁当、食事割引券などを含む)。歌唱希望者は、参加したい月の前月末までに同施設フロントで申し込む。7月・8月、1月・2月は休止。歌謡祭や毎週木曜日13時からの劇団公演は、武甲温泉の入館料を支払えば誰でも無料で観覧できる。

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