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東秩父村が「やまびこおかえり便」実証運行 ワゴン車でバス停から自宅まで

やまびこおかえり便 乗り場

やまびこおかえり便 乗り場

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 東秩父村は10月、路線バスの停留所「和紙の里」から自宅まで、乗り合い式のワゴン車で乗客を送り届けるサービスの実証運行を始めた。マイカーを持たない高齢者や障がい者、高校生ら交通弱者の利便性向上につながるかどうかを12月下旬まで調べる。

バスターミナルでやまびこおかえり便に乗車する

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 村には路線バス3路線があったが、2016(平成28)年の路線再編で村の中心部から離れた皆谷、白石方面の路線は減便された。高齢者らは、小川町や寄居町で買い物や通院をするために「和紙の里」停留所まで自力で出なければならなくなり、不便を訴える声が上がっていた。

 「やまびこおかえり便」と名付けられた実証運行は、小川町から「和紙の里」まで帰ってきた住民が対象。月曜~金曜の13時~18時台の5便を対象に、路線バスに乗ってきた人を8人乗りワゴン車で自宅へ送り届ける。運賃は無料で、車内でアンケートに答えてもらう。ワゴン車の運行は「ふれあいやまびこ会」が担当する。同村では、実証運行の状況が良ければ、開始時期は未定ながら本格運行も考えるという。

 実証運行したワゴン車に乗った16歳の女子高生は「楽。母も私の迎えのために仕事の予定を気にしなくていいし、自分も便利になった。このままバスがあるといい」と話していた。

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