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「ひえひえ列車」で肝試し 123周年の秩父鉄道が3年ぶりに復活

おばけデザインの特別ヘッドマークを掲出した列車とおばけ

おばけデザインの特別ヘッドマークを掲出した列車とおばけ

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 秩父鉄道が8月20日・21日の2日間、「夏休みの思い出作りにひやっとする体験を」と、おばけ屋敷に装飾した特別臨時列車を運行し肝試し企画を行った。

おばけやしき車両のおばけ

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 両日、おばけのデザインをあしらった特別ヘッドマークを掲出した列車を熊谷駅から秩父駅まで運行した。1日の乗車は1組1~6人で限定25組。20日は55人、21日は63人が参加した。参加者は事前にネット予約し、乗車料金以外の参加費は無料だった。

初日は11時に熊谷駅に集まった参加者に「ひえひえ列車特別乗車証」を手渡し、11時33に出発。「熊谷~寄居間」「寄居~長瀞間」「長瀞~秩父間」から乗客が選択した区間内で、一組ごとにおばけやしき車両に入り、車内のおばけが乗客を驚かせて悲鳴を誘った。

 入間市在住のじょうくん(5)は家族全員で初参加し、「恐いけれど大丈夫」と胸を張った。熊谷市在住のそうたくん(7)・ちなつちゃん(12)は2018年と2019年にも参加し、「3年間楽しみに待っていた」と話す。

 おばけやしき車両の中にミッションとして「おはかはいくつあるでしょう」などの問題が忍ばせてあり、12時46分に終点の秩父駅に到着してから答え合わせを行った。正解した人には記念品を進呈し、3年ぶりの開催に集まった乗客は「出発から終点まで楽しかった」と笑顔を見せていた。

 同社企画部の石川菜摘さんは「走行中の車両を使ってのイベントのため、安全面や感染対策を十分考慮して実施をした。今年初めて昼間に実施したことで、お子さま連れの家族での参加も増え、とても嬉しい」と話す。

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