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長瀞「アムスハウス&フレンズ」が10周年 ラフティング・パックラフト体験

パックラフトを操縦する平井さん

パックラフトを操縦する平井さん

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 長瀞町でラフティングやパックラフトなどの川で行うアウトドアスポーツを提供している「アムスハウス&フレンズ」(長瀞町中野上、TEL 0494-26-6906)が3月14日で10周年を迎えた。

グループで力を合わせるラフティング

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 社長の平井琢さんの出身は東京都品川区。以前は人材派遣の仕事をしていたが、海外での仕事に憧れ転職を決意。当初はワーキングホリデーを利用して海外でラフティングの仕事をしようと考えていたが、日本で経験してからの方がいいと助言を受け、2000(平成12)年に秩父に移住して、この仕事に就いたという。

 その後オーストラリアでラフティングの日本人ガイドとして働く夢をかなえたが、再び長瀞に戻り、2012(平成24)年に開業。当初はラフティングのガイドと急流救助講習のインストラクターのみだったが、2014(平成26)年にパックラフト事業を始めた。

 平井さんは「開業当初は各地で働いていた経験もあり、『ラフティングは激しい川が楽しい』という価値観が強く、長瀞でラフティングを始めた頃は穏やかな流れに少し恥ずかしさがあった。しかし、考え方を変えると長瀞の川は激しくはないが、命の危険を感じずに安心してラフティングを楽しんでもらえると言える。パックラフトツアーは『誰でもできるアウトドアスポーツ』をコンセプトにしていて、長瀞の川の流れがちょうど良いからこそ自信を持って提供できる」と話す。

 パックラフトは一人乗りのラフティングボートで、形状はカヌーに似ている。同社が提供するパックラフトツアーは荒川以外にも、流れがほとんどない玉淀湖をのんびりと楽しむものもある。

 平井さんは「10周年といっても節目という感じはあまりなく、大変だったこともあったが、思い返すと考えすぎていたのかもと思う。運良く人に影響を受け、支えられて今日までやってこられた。10周年を迎え47歳となるが、現役ガイドとしてこれからも働いていく」と意気込む。

 「今後の事業を展開していくためにも、支えてくれるメンバーを募集しているが、ラフティングという仕事に将来性を感じずに別の仕事に移る人も少なくない。ラフティング業界で若い人たちが生涯働ける仕事にしていきたいし、今働いている事が無駄にならないよう、未来を明るくするために楽しく働けるような環境の礎を作っていきたい」とも。

 ラフティングのシーズンは4月~11月。パックラフトは年中楽しめる。料金は、ラフティング=6,000円~8,000円、パックラフト=6,000円~1万4,000円(時期により変動)。要予約。

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