見る・遊ぶ 学ぶ・知る

秩父で札所総開帳に合わせ秘蔵マンダラ画35点展示 芸人招きフェスタも

(右から)札所10番・斉藤副住職、秩父市観光課の梅澤さん

(右から)札所10番・斉藤副住職、秩父市観光課の梅澤さん

 秩父歴史文化伝承館(秩父市熊木町)1階・交流フロアで7月8日、12年に1度の「秩父札所午歳総開帳」を記念して「前田常作マンダラ展」が始まった。2007(平成19)年に亡くなった画家の前田常作さんが1996(平成8)年~2002(平成14)年に制作した「秩父巡礼シリーズ」34点と「日本百観音」の計35点を展示する。

会場は秩父歴史文化伝承館1階・交流フロア

[広告]

 3月18日に始まった総開帳は、開始から約2カ月で秩父札所1番「四萬部寺」に推定4万5000人が参拝するなど秩父地域全体がにぎわいを見せている。会場には縦130センチ、横80センチ(M60号)の大型キャンバスにアクリル絵の具で描いた作品が並ぶ。各絵画には秘仏のほか25番札所久昌寺の弁天池、28番札所橋立堂の馬など、各寺を象徴する情景や寺宝などが描かれている。寺の様子は総開帳の時だけに飾る5色の布が描き込まれ、前田さんが総開帳に訪れていたことが分かる。

 作品は普段非公開で市が厳重に保管しており、公開は今回が約3年ぶり2回目。3年前に公開した際、秩父札所連合会事務局長で札所10番「大慈寺(だいじじ)」副住職の斉藤雄大さんが鑑賞し「総開帳のタイミングで広く見てもらいたい」と構想を温めてきた。会期中は札所巡りガイドの経験があるシルバー人材が受付を担当し、来場者からの質問に対応する。7月11日の10時~16時は会場で僧侶が質問に応じ、午前は斉藤副住職、午後は四萬部寺の丹羽隆浩副住職が、それぞれ立つ。

 総開帳が4カ月目を迎える7月18日には、伝承館に隣接する秩父宮記念市民会館大ホールで「知って楽しむ! 秩父札所午歳総開帳まるわかりフェスタ!!」を行う。会場では「令和観音像」も特別公開する。

 当日はFMラジオ局「NACK5」や「ニッポン放送」のポッドキャスト番組での共演が縁となり、現役僧侶のお笑いコンビ「観音日和」や、お笑い芸人で寺・仏像研究家の「みほとけ」さんらを招く。秩父札所誘客促進協議会会長で札所11番「常楽寺」の柴原幸保住職による講話や対談、お笑いライブ、秩父札所グッズが当たる抽選会などを行う。

 斉藤副住職は「作品の中に描かれた歴史や物語に触れてもらい、フェスタや札所巡りを通して秩父地域全体に親しみを持ってほしい。ゆくゆくは秩父札所の日本遺産認定を目指していきたい」と力を込める。

 フェスタの開催時間は10時~12時30分、入場無料。申し込みは「秩父札所」公式サイトで受け付ける。席に空きがある場合は当日参加も可能。マンダラ展の開場時間は9時~17時・観覧無料。今月21日まで。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
ALL