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寄居町で幻のアサガオ「団十郎」が見頃に 「朝顔見世興行」は10月まで

寄居町で朝顔「団十郎」が歌舞伎座の舞台とほぼ同じ長さ27.6メートルに渡って咲いている

寄居町で朝顔「団十郎」が歌舞伎座の舞台とほぼ同じ長さ27.6メートルに渡って咲いている

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 寄居町で、幻のアサガオといわれる「団十郎」を咲かせようと今年から「寄居朝顔まつり」と称して地域住民が取り組んでいる。寄居町の雀宮(すずめのみや)公園(寄居町寄居)は、歌舞伎の7代目松本幸四郎の別邸跡地で、古くから町民に親しまれてきた。その公園にほど近いコンビニ「セブン-イレブン寄居駅南店」の駐車場に面した民家のフェンスが、歌舞伎座の舞台とほぼ同じ長さ27.6メートルだったことに由来する。

幻のアサガオ「団十郎」

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 この取り組みを行っているのは「朝顔 団十郎を楽しむ会」。会には地域の住民16人が参加しており、昨年、会員の宇田川知克さんが県外の知人から入手した7粒の種を栽培して増やし、およそ4000粒の種を採取。今年はその種から600株の苗を作り、そのうち300株を鉢植えにした。津久井幹雄会長によると、7月24日の「朝顔市」では100個の鉢植えが1,500円で販売されたという。

 苗はフェンスの内側になる会員の新井純さんの自宅の庭先に5月に植えられ、8月にはフェンス一面につるをはわせた。天候の良い日が続いた日の朝には、つるに付いたつぼみが次々に開花し、およそ12~13センチのえび茶色と白のコントラストの「団十郎」が、散歩などで通り掛かる人たちを楽しませている。

 このアサガオ「団十郎」は高温に弱く、種が付きにくいことから幻のアサガオと呼ばれている。開花時期は7月下旬~9月下旬ごろだが、同会が定める「朝顔見世興行」は7月24日~10月3日としている。

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