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西武鉄道、「ちちぶ山ルビー」を特急ラビューで輸送し池袋へ

西武秩父駅の特急ホーム上で「ちちぶ山ルビー」を輸送する様子

西武秩父駅の特急ホーム上で「ちちぶ山ルビー」を輸送する様子

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 西武鉄道は8月25日~27日の3日間、午前は西武池袋本店の人気グルメを池袋駅から西武秩父駅へ、午後は秩父地域オリジナル品種のブドウ「ちちぶ山ルビー」を、西武秩父駅から池袋駅へ特急ラビューで輸送し販売する。

輸送した秩父市やまねぶどう園の「ちちぶ山ルビー」

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 西武鉄道では昨年より、沿線の農産物を特急電車で輸送販売する企画を行ってきた。これまでは秩父地域からは都心方面へのみ特急電車で農産物を輸送したが、今回新たな取り組みとして、輸送効率向上と併せ、都内来訪を控えている秩父地域に住む人が気軽に買い求められるよう、西武池袋本店の人気グルメを池袋駅から西武秩父駅へと、これまでとは逆方向に輸送し、「西武秩父駅前温泉 祭の湯」で販売する。

 秩父からは、輸送当日の午前中に収穫した、生産量が少なく市場にあまり出回らないため「幻のブドウ」ともいわれる秩父地域オリジナル品種「ちちぶ山ルビー」を輸送し、西武池袋本店で販売する。新型コロナウイルス感染症の影響で観光需要が不安定になる中、ブドウ狩り観光農園への来訪が減少している秩父地域を応援する意味もあるという。

 「ちちぶ山ルビー」は平均糖度が17度以上あり、とても甘く、楕円(だえん)で細長くきれいなルビー色の果実が特徴で、皮ごと食べることができる。食べ頃は8月中旬~下旬で、今が旬。

 秩父ぶどう連絡協議会の新井範会長は「『ちちぶ山ルビー』は当初は少数の農園で栽培を始め、試行錯誤を繰り返して徐々に収穫量を増やしてきた。今では、秩父市、皆野町、横瀬町、長瀞町の35農園で栽培されるまでになり、秩父ブランドとして定着しつつある。栽培されているのは秩父のみのオリジナル希少品種。今年は6月下旬から好天が長く続き、栽培に適した気象条件となり、良質で糖度の高いブドウに仕上がっている」と話す。

 「ちちぶ山ルビー」は3日間共、西武池袋本店の西武食品館地下1階で15時から各日約50房限定で販売する。1房3,240円。

 西武池袋本店の人気グルメは、青山のまい泉のヒレかつサンド、巣鴨の喜福堂のあんぱん・クリームパン・五穀カレーパン、銀座に志かわの高級食パン、浅草の亀十のどら焼きなどを、「西武秩父駅前温泉 祭の湯」のちちぶみやげ市で各日12時頃から販売する。

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