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秩父麦酒が初の缶ビール商品「彩の熊のラガー」1万本限定

代表社員の丹広大さん

代表社員の丹広大さん

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 秩父でクラフトビール「秩父麦酒」を製造しているBEAR MEET BEER(秩父市下吉田)が9月12日、同社初の缶ビール製品「彩の熊のラガー」を発売する。

カラフルな三角形が印象的なデザイン

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 2017(平成29)年創業の同社はこれまで瓶ビールで商品を提供してきたが、缶ビールの発売は創業当時からの目標の一つだったという。代表社員の丹広大さんは「瓶は重たいことや割れてしまうのがデメリット。秩父は観光地ということもあり、土産品として軽くて割れない缶ビールを要望する声が多かった。近年のキャンプやアウトドアブームでも缶ビールなら運搬もしやすく、瓶ビールのように割れてけがをすることも防げる」と話す。

 「缶ビールは製造過程で熱処理をしているため、20度を超えない範囲でなら常温保管ができ、今まで以上に流通や家庭でも保管しやすい」とも。

 秩父麦酒は秩父地域や埼玉県産の素材でクラフトビールの製造を行ってきた。過去には秩父の完熟ゴールデンカボスやイチゴや和栗、横瀬町産の紅茶や日本茶などを使って商品開発したこともある。今までに作ったビールのレシピは試作も含めて100を超えるという。

 「彩の熊のラガー」には埼玉県農林総合研究センターで育成された酒造好適米「さけ武蔵」とアメリカのカスケードホップを使う。「米を使っているので、しっかりとホップが利いていながらも、すっきりと飲みやすい味わいで、食事と一緒に楽しんでもらう食中酒にも向いている。缶ビールは瓶ビールよりも安く提供できるので手軽に飲んでほしい」と丹さんは呼びかける。

 「まずは『彩の熊のラガー』1万本を製造・販売してみて、売れ行きや消費者の声を聞き、定番品の瓶ビールも缶ビールに移行するなど計画していきたい」と話す。

 希望小売価格は438円。1万本限定。秩父市内の酒店、駅売店、百貨店、道の駅、同社ECサイトなどで扱う。秩父郡市内での酒屋・飲食店でのお問い合わせは麻屋商店(秩父市本町、TEL 0494-22-2555)まで。

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