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秩父「駄菓子と帽子フクノカミ」が2周年 祭り気分が味わえる商品も

店主の引間真知子(右)さんと夫の和之さん(左)

店主の引間真知子(右)さんと夫の和之さん(左)

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 秩父の「駄菓子と帽子フクノカミ」(秩父市中宮地町)が2周年を迎えた。店主の引間真知子さんは駄菓子店を開くのが夢で、夫の和之さんのサポートもあり開業。和之さんの好きな帽子も取り扱う「駄菓子と帽子の店」として2020年3月にオープンした。

フクノカミ外観、黄色い鳥居が目印

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 真知子さんは「コロナ禍でのオープンになったこと、店が住宅街にあること、駄菓子店ということもあり、オープン当初は一日の売り上げが数百円の日もあった。それでも子どもが100円玉を握りしめて来るとうれしかった」と振り返る。

 オープン当初は駄菓子と帽子を販売していたが、今年1月から「ひとくちカステラ」と裏メニューで「関西風イカ焼き」の販売も始めた。和之さんは「その頃は緊急事態宣言の時期で、秩父でもたくさんの祭りが中止になったのを寂しく感じ、うちの店で少しでも祭り気分が味わえるようになればと考えた」と振り返る。

 「ひとくちカステラのレシピの完成に半年かかった。カステラは沖縄産の黒糖や太白ごま油、ココナツオイル、米水飴、府中みそなど子どもも安心して食べられるように添加物の少ない食材を使っている。小麦粉の値段が上がっているが、多くの人が食べやすいよう、値段などは変えずに販売している」とも。価格は、ひとくちカステラ(12個入り)=350円、イカ焼き(卵入り)=300円。

 「2周年を迎えていろいろな人が来てくれて、味の感想をくれたり子どもたちの笑い声が聞こえたりするのが楽しく、元気をもらっている。日によってお客さまを待たせてしまうこともあり、課題がどんどん出てくるので、飽きずに喜んでもらえるように精進したい」と真知子さんは意気込む。

 「駄菓子店は大人にとっては懐かしい場所。おじいちゃんやおばあちゃんとお孫さんが一緒に店に来ることもある。当店が、家族や友達や恋人との良い思い出の場所になってくれれば」と和之さん。「いつかキッチンカーを用意して、日本全国を一年ぐらいかけて営業してみたい」とも。

 営業時間は14時~18時、火曜・水曜定休。

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