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秩父俳句連盟が「新春俳句短冊展」 86点を展示

秩父俳句連盟のメンバー

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 秩父俳句連盟が1月11日~18日、秩父地場産センターで「新春俳句短冊展」を開催した。開催は21回目。

俳句短冊展の様子

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 今回展示した作品は86点。新春の季語を用いて新たに創作した俳句をはじめ、会員が創作した中で出来が良いと判断したさまざまな季節の俳句を展示した。

 会長の山中幸石さんは「コロナの影響で句会を開いて集まれなかった時は『通信句会』という形で俳句を集めて書面でのやりとりも行ったが寂しかった。俳句を飾っておけば、思い思いのタイミングで見にきてもらったり、俳句から情景を思い浮かべたりして、展示を見て少しでも明るい気持ちになってもらえれば」と話す。

 秩父俳句連盟は2001(平成13)年に発足し、当時の会員数は450人ほどだったという。2018(平成30)年に秩父市俳人連盟と合併し、現在は23のグループが同連盟に所属して130人ほどの会員が公民館や図書館などで活動している。

 「句会ではいろいろな方法があるが、我々は1人5句ほど無記名で作ったものをシャッフルして、誰が作ったか分からない状態で俳句を評価していく。ベテランだとか新人だとか、忖度(そんたく)無しに評価をしていくのでベテランでも全く選ばれないこともあるのが面白い」と山中さんは話す。

 「自分で体験したものからは良い句ができる。吟行(ぎんこう)といって、みんなで秩父の神社やお寺、商店街やそば屋などを巡って作句をすることもある。地元の秩父で観光して仲間ができるのも楽しい。ふと思いついた時に日記のように書いて、気軽に楽しむのも良いし、今後はもっと若い人が育ってもらえれば」とも。

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