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横瀬のキャンプ場で初のバリアフリーイベント 住民らも集まり交流

「インクルーシブパーティー・クレヨン」には出展者や関係者を合わせて約50人が集まった

「インクルーシブパーティー・クレヨン」には出展者や関係者を合わせて約50人が集まった

 芦ヶ久保のキャンプ場「北正丸ウッディーランド」(横瀬町芦ヶ久保)で5月24日、障害の有無にかかわらず誰もが共に活躍できることを目指した初のイベント「インクルーシブパーティー・クレヨン」が行われた。前日からのキャンプ利用者を含む来場客約20人のほか、出展者や関係者を合わせて約50人が集まった。

北正丸ウッディーランドはペット同伴での宿泊ができるキャンプ場

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 場内の全面バリアフリー化に向けたクラウドファンディングの開始に先立つ、キックオフとして企画された同イベント。当日は同町の社会福祉法人「清心会」のキッチンカーがパンなどを販売したほか、ハンディのあるメンバーらが所属するロックバンド「サヤカロックハン」や同施設のスタッフらによるバンド「WimZs(ウィムズィーズ)」が演奏を披露した。近隣住民も集まって交流し、子どもたちは敷地内で追いかけっこなどをして遊んでいた。

 2022年4月に営業を始めた同施設は、ペット同伴での宿泊ができるキャンプ場。林間に位置しながらも勾配が少なく、全面ウッドデッキ仕様やオール電源サイトなどの特徴を持つ。バリアフリー化は、2024年、電動車いすを利用する医療的ケア児の少女が同施設を訪れたことがきっかけとなった。スタッフが少女と会話を重ねる中で、「障害を理由に自然体験を諦めている当事者が多いのではないか」と関心を持ったという。

 書籍などを通じて調べるうちに、移動の難しさやオストメイト対応トイレの不足、医療機器の電源確保といった課題から、宿泊を断念せざるを得ない現状に気づいた。障害がある人を保護するだけではなく「誰もが同じように自然を楽しめる環境を作ろう」と計画を立てた。

 今回の計画では、オストメイト対応の多目的トイレや簡易ベッドを備えたユニバーサルルームの設置、砂利スペースへの木道敷設、専用水場の整備、トレーラーハウスの改修などを一括して進める。段差の解消や木道の設置により、ベビーカーやペット用バギーの利用者にとっても場内の移動負担の軽減も見込む。改修費用に充てるため、6月22日からはクラウドファンディングサイト「READYFOR(レディーフォー)」で資金を募る。

 同イベントは年3回を目標に定期的に開く方針。今後は障害のある人が手がけたハンドメード作品などの出店枠も設け、企業との連携も進める。同施設管理人の森田麻莉さんは「イベントでは子どもたちが自然に仲良くなり、周囲の大人たちも垣根なく会話を楽しむ姿が見られた。障害の有無で区別するのではなく、日常のいろいろなことに挑戦して頑張る誰もが自分へのご褒美として足を運べる場所にしていきたい。あいさつを交わすような小さなきっかけの積み重ねが、社会や心のバリアフリー化につながれば」と話す。

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