パン工房「ラパンノワールくろうさぎ」(秩父市野坂町、TEL 0494-25-7372)で10月30日、「世界に1つだけのパンコンテスト2021」の表彰式が行われ、11月6日~11日に実販売される。ちちぶエフエム2周年企画の一環。
「自由部門」グランプリ、「ミイラパン」の金子判慈さん(小学生)
同局は10月7日で2周年を迎え、記念企画で同9日、秩父神社でサテライト放送とマルシェ、秩父鉄道「SLちちぶエフエム開局2周年記念号」の運行を行った。同時に「世界に1つだけのパンコンテスト2021」もファクスで募集し、同日17時からの特番で発表した。
コンテストは、「自由部門」(=あなたが考えるとっておきのパン)と「ちちぶパン部門」(=秩父名物食材を使ったパン)の2部門、賞としては「ラパンノワールくろうさぎ」のうさぎ賞、「のぞみ工房ぽっぽ」のぽっぽ賞の2賞を用意。87通の応募があり、特に地元の県立秩父農工科学高校と皆野高校から多くの応募があったという。
「自由部門」グランプリは「ミイラパン」の金子判慈さん(小学生)、受賞は「いも・くり・かぼちゃパン」の宮下彩乃さん(高校生)、「ちちぶパン部門」受賞は「ぶこうsan」の佐藤靖枝さん(一般)が受賞し、パン工房「ラパンノワールくろうさぎ」店主の新井さんがレシピを元にアレンジを加えて本物のパンにして贈った。
自由部門グランプリの金子さんは、パンが大好きで「ミイラが見たかったのでパンにした。本物そっくりだと怖いので、かわいくした」という。「プレゼントされたパンを家族みんなで食べたい」とも。同部門受賞の宮下さんは県立秩父農工科学高校フードデザイン科の1年生。受賞したパンは考え抜いて応募した。将来は食品関係の仕事をしたいと話す。
「ミイラパン」は絵にインパクトがあり、ナン生地でキーマカレーを包んで一度焼き、包帯の部分をパイ生地でグルグル巻いて再度焼いた。名前を「ぐるぐるミイラパン」にした。
「いも・くり・かぼちゃパン」は色も良く、レシピも詳しく、サツマイモを紫芋に変えてちぎりパンにしてみた。
「ぶこうsan」の形は武甲山、餡(あん)は太白芋だが、入手困難のため、サツマイモ餡に変更、上部横線はチョコカスタードで下部はアーモンドと胡桃でアクセントをつけた。
今回で2回目となるパンコンテスト。「普段使っているパン材料と違い、ワクワクして楽しみながら作れた」と店主の新井さんは振り返る。
これらのパンは同店22周年の11月6日から、実際に販売する。販売日は、ぐるぐるミイラパン=11月6~8日・10日・11日、いも・くり・かぼちゃパン=同6日~8日、ぶこうsan=同6日、10日・11日。数量は各20個程度を予定。