西武鉄道横瀬駅から徒歩約15分の場所にある親水公園「ウォーターパーク・シラヤマ」(横瀬町横瀬)の一部区画で7月17日、地域商社ENgaWA(エンガワ)が運営する「横瀬リバーサイド手ぶらBBQ場」の営業が始まった。
営業開始日に利用したラブグラフ社員の集合写真(写真提供@masa.lovegraph)
同園は無料で川と触れ合える場として人気を集める一方、利用客による火の取り扱いやごみの散乱が住民の苦情につながるなど課題となっていた。同サービスでは、食材の準備や機材の設営から火おこし、片付け、ごみの回収まで全てスタッフが対応し、園内の環境保全とマナー問題の解決を目指す。
営業初日となった同日、出張撮影サービスを展開する「ラブグラフ」(東京都渋谷区)の社員23人が研修で同所を利用した。同社は年2回、社員間の懇親を目的にイベントを行っている。過去に自前で買い出しや準備を行うイベントを企画した際、運営の負担が大きかった。同社で働く秩父市出身の社員が、元横瀬町職員の田端将伸さんとの交流の中で同サービスの開始を知り、研修場所として提案したことが今回の利用につながった。
当日は時折雨が降る天候となったが、参加者は渋谷のオフィスを離れ、川のせせらぎが聞こえる環境でリラックスした様子でバーベキューを楽しんだ。スマートフォンやカメラを手に互いの姿を撮影し合いながら、網の上で秩父名物のホルモンや地元農家から仕入れた野菜を焼いて交流を図った。
一行は川辺での食事を終えた後、同町内のコミュニティースペース「AREA898」に場所を移し、社内のワークショップを行った。同社共同最高経営責任者の本間達也さんは「普段のオフィスを離れ、自然の中で顔を合わせて集まることで頭が切り替わり、新しいアイデアが浮かびやすくなる。手ぶらで利用できて準備の負担もないため、チームの絆を深めるワークショップに集中できる絶好の環境」と話す。
同バーベキュー場を担当するENgaWAの福手直人さんは「準備や片づけの負担をなくし、手ぶらで自然や地域の食を楽しめる場にしたい。ここを訪れるきっかけとし、横瀬や秩父地域全体の観光周遊につなげたい」と話す。
完全予約制で、当面は1日4組限定で営業する。4人から予約を受け付け、1組当たり8人まで利用できる。料金は、ENgaWAのクラフトビールなどが付く「アルコールほろよいプラン」(1人5,000円)、ジュースが付く「ノンアルコールわいわいプラン」(1人4,500円)を用意。料金には、ホルモンや豚ロース300グラム、横瀬産野菜100グラムの食材セットと、テーブルや椅子、タープテントやバーベキュー機材一式、ごみ処分、設営や片付けなどの費用が含まれる。申し込みは公式サイトで受け付ける。