秩父市役所前に8月20日、「元祖からあげ本舗まるしん」(秩父市熊木町、TEL 0494-53-9990)がオープンした。
同店は、フランチャイズで全国に展開しているテークアウト専門の鳥の唐揚げ専門店。秩父店は78店舗目で、埼玉県内では8店舗目の出店となる。
人気メニューのしょうゆ唐揚げは、一般社団法人日本唐揚協会が主催する「からあげグランプリ」の東日本しょうゆダレ部門の金賞を3年連続で受賞しており、老舗しょうゆ蔵がこの唐揚げのために作った「二段仕込み達磨醤油(だるましょうゆ)」を使う。
開店初日の20日から3日間はオープニングセールとして、唐揚げ弁当などを通常価格から約2割引で販売し、多くの客が訪れた。3日間の2500組の来店客があり、唐揚げに使った鶏肉の量はおよそ1.5トンになったという。
秩父店はウィズ・アペックス(秩父市宮側町)が経営する。同社は既に秩父市や本庄市などで居酒屋やラーメン店などを展開していたが、コロナ禍で主力の居酒屋8店舗が休業せざるを得ない状況下で何とか生き残りを図ろうと、新店舗を開いた。
同店の15台ある駐車場で交通整理をしているのは既存店(居酒屋)の店長や厨房で働く調理係、レジで注文を受け付けるスタッフなどでも、そのほとんどが休業中の居酒屋のスタッフ。「コロナ禍で家にいてゴロゴロしていてもしょうがない。こうしてお客さんの顔が見えて働けるのは何にも代えがたい喜びがある」とスタッフの一人は話す。
メニューは、しょうゆ唐揚げ、うま塩唐揚げ(120グラム280円~1キロ2,246円)。唐揚げ弁当は、しょうゆ唐揚げ(3個518円)、うまダレ手羽先(5本518円)など。
営業時間は10時30分~21時。