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「大衆焼き肉ホルモンながしま」5周年 コロナ禍で始めた食肉販売にも注力

「大衆焼き肉ホルモンながしま」外観

「大衆焼き肉ホルモンながしま」外観

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 秩父の「大衆焼き肉ホルモンながしま」(秩父市宮側町)が3月27日で5周年を迎えた。ホルモン焼きは秩父地域の食文化として根付いており、秩父地域だけで30店以上あるといわれている。

ホルモンパック(300g)700円

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 店主の長島祐馬さんは「秩父はホルモン店が多いので、オープン当初はうまくいくか不安だった。実際はオープンして1年ほどで新型コロナウイルスによる緊急事態宣言があり、ほとんどがコロナ禍での営業だった。5周年を迎えられたのはお客さまとのコミュニケーションを深め、一緒に走ってこられたから。皆さんに育ててもらえた」と振り返る。

 同店では「ヘルシーロースター」といわれる遠赤外線の低温で焼く網を使っており、煙を出さずに焼き肉を楽しむことができる。子どもでも食べやすいよう、かみ切りづらい部位の「ミノ」に隠し包丁を入れるなど、「家族でホルモンを楽しめるように」工夫を施しているという。

 コロナ禍により店内で食事をするのが難しくなった時期には、店で扱う肉をテイクアウト販売できるよう食肉販売業許可も取得。「いろいろなスタイルで当店の肉を楽しんでもらうために日々模索しており、精肉販売もその一環。他にもワクワクや楽しみをメニューに盛り込みたくて、期間限定メニューを日々考えている。秩父で有名な黄金カボスを牛タンにのせた『かぼタン』は人気が高く、定番メニューになった。今後も定番メニュー以外にも楽しんでもらえるよう、秩父の素材を生かしたメニュー開発にも力を入れたい」と長島さんは話す。

 「今後は、精肉販売と焼き肉店の両方を充実させて、店舗拡大のために秩父地域での正社員雇用にも力を入れたい。鮮度でおいしい肉を食べていただくだけでなく、コミュニケーションやワクワクを追及する当店のスタイルを定着させていきたい。観光客はもちろん、地元客や一人の方でも気軽に当店に足を運んでほしい」と呼びかける。

 営業時間はランチ=12時~14時、ディナー=17時~22時。月曜定休。

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