0歳児~中学生の子育て世帯を対象に、食事の提供やフードバンク、フードパントリー(食材配布)を毎月行っている「こども食堂ぱくぱく」が2月4日、秩父生協病院(秩父市阿保町)のロビーで1周年イベントを開いた。
13回目となる今回のイベントは「ぱくぱく縁日 感じよう秩父」と題し、フードパントリー、親子でできる体操教室、秩父市のイメージキャラクター「ポテくまくん」クイズ大会、読み聞かせ、フジバカマで作る香り袋のワークショップ、おもちゃコーナー、工作コーナー、フードドライブコーナーを設け、100人以上の親子連れが楽しんだ。
代表の舘今宵さんは「未来をつなぐ子どもたちの存在は私たち地域の宝。環境に恵まれた、ここ秩父の魅力を地域住民で次世代へ伝え、誇り高き郷心を育みたい」と話す。
今回のフードパントリーには、ピザ、生米、牛乳、まんじゅう、冷凍うどん、ミネラルウオーター、アルファ米、乾麺が寄せられた。「寄付と厚意、地域の力が集まったものをここでつなげていくという形。今後は、安定して持続していくことが一番。もらってばかりではなく、こちらで協力できることはしていきたい」とも。
1月13日の第12回開催では、秩父小中学区地域によるPTAの呼びかけにより募金10万4,806円とボランティアスタッフ一同から4,183円が集まり、計10万8,989円を令和6年石川県能登半島地震災害義援金として送った。
舘さんは「募金の中には秩父の子どもが自主的にお小遣いから募金した1円~数百円もあった。ぱくぱくは秩父のエールを預かったまでだが、地域の力を改めて感じられた年明けだった」と振り返る。
次回以降の日程はSNSなどで知らせる。