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土砂災害から復旧、中津川「こまどり荘」「渓流釣り場」営業再開

バーベキューも楽しめる

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 土砂崩れにより通行止めになっていた秩父市中津川の県道の復旧工事が8月1日12時で終了し、それに伴い、こまどり荘(秩父市中津川)と中津川渓流釣り場がオープンする。

事故当時の様子

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 昨年9月13日、雨による土砂崩れが秩父市中津川の県道2カ所で発生し、それぞれ長さ約40メートルにわたって土砂が積もり、通行ができない状態だったという。当時の状況について、両施設を運営している佐藤健さんは「事故があった当時はお客さんもスタッフもいたが、レスキュー隊員に誘導されて何とか下山することができた。その後はキャンセルの連絡を何百件も行い、中には土砂崩れのことを知らずに近くまで来てしまった人もいた」と振り返る。

 「災害の対応が終わった後、大変な状況だったが、前向きに考えることにした。不安がなかったわけではないが、事故当時に県知事にも来てもらい、復旧することは決まっていたので頑張ることにした。いろいろと振り返る時間にもなったが、家族や従業員の生活も考えなければならず、従業員には他の場所で働いてもらったり土砂災害の復旧に尽力してもらったりするなどのお願いをした」と佐藤さんは話す。

 両施設では釣り堀やデイキャンプ、コテージへの宿泊もできる。「夏休みに間に合ったのが不幸中の幸いで、開通の発表から予約も何件か頂いた。2019年に大型台風(台風19号)が直撃して土砂崩れがあり、程なくしてコロナ禍となり、少しずつ対策を行ってきたところで土砂崩れが起きて本当に心配だったが、従業員の笑顔を守れるようこれからも頑張っていきたい」と佐藤さんは期待を込める。

 「当施設は市内よりも10度くらい気温が低く、川の水も冷たいので地元の人にも涼みに来てほしい。お客さまにも迷惑をかけた分、新メニューやサービスにも力を入れていきたい」と呼びかける。

 営業時間は、こまどり荘=9時~17時、中津川渓流釣り場=8時~17時。宿泊のチェックイン15時。両施設とも木曜定休(8月は無休)。

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