皆野町「リトリートフィールドMahora稲穂山」(皆野町皆野)にある「森の美術館」で4月1日から、画家・香本博さんの134回目の個展「やまない風」が開催される。
会場には910×1110ミリのキャンバスに水彩で描かれた新作「明日への架け橋」のほか約80点の作品が並ぶ。
香本さんは岡山県出身で、2000(平成12)年に秩父市に移住。半世紀以上にわたり独学で絵を描き続けている。描く作品のジャンルは多岐にわたり、北海道から沖縄まで全国で個展を開いている。
香本さんは「今回の個展は絵画道半世紀以上を経て、さらに先へ進むための一つの集大成。会場はかなり大きな美術館なので、多くの大作も展示予定。『自分の足跡をしっかりと付けられるような歩みをしたい、心の深淵で感じたものを描くという動機を大事にしたい』と願い、これまで描いてきた。還暦でようやく赤子から幼子へと言われる『この道』だが、まだまだこれからと歩き続けたい。会場で生身の作品を鑑賞いただけたら」と話す。
2日15時からは、関根かおりさんとゑ川史子さんの音楽ユニット「ミルクオアダーク」によるコンサート「チェロと足踏みオルガンのひととき」を予定する。
リトリートフィールドMahora稲穂山の開園時間は9時~16時30分。整備協力金として入園料500円。森の美術館は香本博個展会期中の4月は月曜・火曜休館。5月は無休。個展は5月9日まで。香本さんは会期中、ほぼ毎日在廊予定。