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秩父のカプセルトイ店「チチブノイリグチ チチブノデグチ」、長泉院に出店

納経所の前に設置された「チチブノイリグチ チチブノデグチ」

納経所の前に設置された「チチブノイリグチ チチブノデグチ」

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 秩父札所29番「長泉院」(秩父市荒川上田野)に3月27日から、カプセルトイ店「チチブノイリグチ チチブノデグチ」が期間限定で出店している。

納経所前に出店する「チチブノイリグチ チチブノデグチ」

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 同店は固定の店舗や店員を持たない「カプセルトイ」で、今年1月に営業をスタート。秩父地域の店や会社や個人宅などの前に出店し、今回が19カ所目の出店となる。

 500円玉1枚をカプセルトイにセットし、ハンドルを右に回すとゴールドかシルバーのカプセルが出てくる。カプセルに入っている商品は非公表で、「秩父エリアで活動または居住する作家の作品や秩父の店の『もの』『こと』が入っている」という。

 店主のサイトウカヲルさんは「インターネットで何でも買える時代に、コロナ禍で非接触・非対面を意識しながら、自分がすてきだと思うものをリアルに届けることができないかと考えていた。自分で何か売りたいけれど本来の仕事があって店番はできないし、店を借りたり人を雇ったりするのも難しい。自分の手に負える範囲で店を持つことを考えたらカプセルトイにたどり着いた」と話す。

 サイトウさんが仕入れた作家の作品や作家の名刺、秩父地域の店のショップカード、サイトウさんが作家を紹介する短冊などがカプセルに入っている。「直径7.5センチのカプセルにどこまで入るか、作家も面白がってくれているようで、カプセルに入るギリギリの作品を新たに作る人もいる」と話す。

 「店のコンセプトは『面白がること』で、カプセルトイを置いてくれる人も、買ってくれる人も、商品を企画する人も、関わる人がそれぞれに面白がってくれるのが理想。カプセルを開けて『何だかちょっと面白い』と思ってくれたらうれしい。カプセルトイをするために店に入るきっかけができたり、秩父の作家を知ったりする『入り口』になれば」とも。

 セキュリティーの観点から、夜は室内でカプセルトイを保管するため設置場所によって営業時間は異なる。出店する場所はインスタグラムで知らせる。

長泉院での出店は4月4日まで。

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