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秩父にラーメン店「トリコ食堂」 元フレンチシェフが開業

3種のチャーシュー入りの「特製トリコそば」(1,300円) 鶏肉は大山鶏を使う

3種のチャーシュー入りの「特製トリコそば」(1,300円) 鶏肉は大山鶏を使う

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 ラーメン店「トリコ食堂 」(秩父市阿保町)が秩父橋と旧秩父橋の間にオープンして、8月17日で1カ月がたった。

店主の中島さん

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 店主の中島直紀さんは秩父市上町出身。中島さんは「いつか自分の料理店を開きたい」と思い、秩父農工科学高校(大野原)卒業後に調理師の専門学校を卒業。2019年にオープンした旅館「花湯別邸」(長瀞町本野上)内のフレンチレストランで5年間、シェフとして働いていた。

 中島さんは空き物件を知り、今年2月に会社を退職して開店準備を始めた。「どんな店を開くか検討した末、自分が好きなラーメンを取り扱う店にすることにした。ラーメン店での経験がなかったことから、麺屋食堂(神奈川県厚木市)で1週間研修を受け、独学で勉強を進めて自分のラーメンを追及した」と振り返る。

 「ラーメンは清湯系で、あっさりからこってりまで、幅広く用意している。秩父ならではのメニューとして、秩父名物の豚みそを使った『秩父豚味噌(みそ)ラーメン』(1,300円)がある。豚肉のみそ漬けとラーメンのバランスを整えるのに苦労した。豚みそをラーメンにして食べられる店は他にないのでは」と自信を見せる。

 同店はオープン後、すぐに空調のトラブルが起き、7月21日からいったん閉店。修理を終えて26日に再オープンした。中島さんは「空調のトラブルで、お客さまに迷惑をかけてしまったが、今は空調も直り、涼しい店内で食事を楽しんでいただけるので、安心して来店してもらいたい。オープンから1カ月がたち、『おいしかった』などの声に支えられている」と話す。

 「ラーメンが好きな人はもちろん、地元の人たちにも当店の料理を食べに来て楽しんでもらえれば。ゆくゆくはフランチャイズ展開して、当店の味を多くの人に楽しんでもらえるようにもしていきたい」と中島さんは意気込みを見せる。

 メニューはラーメン以外にも、秩父ホルモン定食や「豚味噌丼」「わらじカツ丼」(以上980円)、子ども向けメニュー(550円)を含め約50種類を用意する。

 営業時間は、ランチ=11時~15時、ディナー=17時~21時。火曜定休。 

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