小鹿野町にある1923(大正13)年創業の老舗和菓子店「八宮松雪堂」(小鹿野市小鹿野、TEL 0494-75-0355)が9月10日、秩父市の酒蔵「矢尾本店」(秩父市別所)とコラボしたお菓子を限定発売した。
同店で製造販売している「小鹿野こいし」(1個120円)は、小麦粉に長芋を練りこんだ生地をふっくらと柔らかく焼き上げてにマーガリンを挟み込んだお菓子。この「小鹿野こいし」の生地に、秩父の老舗酒蔵「矢尾本店」の「秩父錦酒粕」を練り込んで焼き上げた商品が今回のコラボ商品となる。
秩父地域には、日本酒をはじめワイナリー、ウイスキー蒸留所、クラフトビールなどがある酒所。中でも1749年創業の矢尾本店が造る日本酒「秩父錦」は今まで数々の賞を受賞している。
八宮松雪堂の店主、八宮悟さんは、ある日、コロナウイルスには酒などに含まれる「5-ALA」というアミノ酸が有効であるという記事を発見した。そこで秩父地域には造り酒屋があることから、そこで造られる酒粕を同店の看板商品と組み合わせることを思い付き、秩父錦の酒かすを今回使った。
そうした願いを込めた商品にはアマビエの焼き印を押す。パッケージには小さい赤丸のシールを貼り通常商品と区別している。同時に発売した抹茶を練りこんだ商品には緑色のシールを貼る。いずれも価格は1個150円。
営業時間は9時~18時。水曜定休。販売は11月30日まで。