秩父の羊山公園(秩父市熊木町)で9月12日、「花火鑑賞ミートフェス2021 in 秩父」が開催され、1100発の花火が打ち上げられた。
「花火鑑賞ミートフェス2021 in 秩父」で打ち上げられた花火
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で多くの祭りやイベントなどが中止に追い込まれ、秩父郡で花火製造や打ち上げを生業とする金子花火や根岸火工も大きな打撃を受けている。そこで、秩父飲食店組合青年部が3月ごろから企画し、「みんなで料理を食べながら花火を鑑賞をして、少しでも元気になってもらおう」「秩父に住んでいる皆さんに、花火にのせて元気を届けたい」をテーマに企画した。
併せて企画されていた「ミートフェス(肉フェス)」はコロナ禍の影響で中止となったが、花火の打ち上げのみが19時から1時間にわたり行われた。
開催資金は協賛企業やクラウドファンディングなど、多くの支援で実現した。当初花火は1000発の予定だったが、金子花火と根岸火工の両社の協力で1100発が打ち上げられた。
花火観覧場所について主催者は、新型コロナウイルス感染防止の観点から、「密にならない自宅や自宅周辺で花火が見える場所で観覧してほしい」とSNSやちちぶエフエムなどで呼び掛けた。